7月20日に日光を訪れ女峰山に登りました。日光には先々週の七夕に白根山を登ったばかり。
日光は東京からアプローチし易く、特に幹線道路の東北道は、観光シーズンでも中央道・関越道・東名より混みにくいという特徴があるため、ちょっとした日帰り登山がしやすいです。標高が2,000m以上と高く夏季に比較的涼しいのもポイントで、ぷちハマり状態です。
栃木の山の標高TOP3は全て日光にあり、1位:白根山 2,578m (先々週 登頂)、2位:男体山 2,486m (昨年秋 登頂)、3位:女峰山 2,483メートル (今回 登頂)です。これでTOP3制覇になりました。
─ 目次 ─
ロケーション
女峰山は栃木県日光市にある標高2,483mの山で、男体山の北東にあります。日本二百名山にも選ばれている人気の山で、登山口も3ヵ所と多いですが、どのルートも長めです。今回は女峰山の東側の霧降高原から山頂を目指しました。
霧降高原には2010年までリフトがありましたが、今は撤去されて1,445段の階段になっています。女峰山までピストン14kmのロングコースであることに加えて、スタートから階段でふくらはぎを酷使するタフな山だったりします。
霧降高原~小丸山 (階段ルート)
霧降高原コースは、スタートからいきなりの長階段です。気温が涼しい朝5:30出発にしましたが、夏の太陽は高度が高く朝6時時点で既に日陰になる場所がないため、日射が暑いです。
ということで、夏季の好天時は日の出の前にスタートすることを強くおススメします。霧降高原には階段と並走してお花畑の散策ルートもありますので、どうしても階段を避けたい方は、そちらを進むという手もあります。(そちらも日陰は無いが…)
さて、1,445段階段で進む場合に気を付ける点があります。
前半戦は緩やかな登りなのですが、後半戦は古い山神社の石段レベルの激登りなのです。
ふぅ。翌日は久々にふくらはぎが少し筋肉痛になりました。女峰山を舐めてましたね。
小丸山~女峰山
小丸山まで登ると、通常の登山道になります。
小丸山の先は笹尾根で、やはり日差しを遮る木々はありません。風も弱く、暑い登りになりました。赤薙山まで行くと樹林帯ですので、赤薙山の手前の見晴らしポイントで日の出を見るくらいの登山スタートが良かったのかもしれません。
その後、奥社跡(秋に参拝した日光二荒山神社摂社)までは快晴だったのですが、山頂に近づくにつれ、だんだん雲が増えてきました。
そして、山頂手前のロープ場あたりになると周りは雲。
天気予報よりコンディションが悪くなりました。こういう日もあるか。
山頂に着いた時には雲の中で眺望は微妙。ですが、太陽が陰って涼しくなりましたので、昼食は久々にラーメンにしてみました。
温玉&ウインナー入りサッポロ一番塩。美味しい。
条件が良ければ帝釈山まで足を延ばすことも考えていましたが、雨が降りそうなコンディションになり、ここで戻ることにしました。
女峰山~小丸山
今回はピストンのため、帰りルートも基本は登りと同じ。ということで、下山は植物観察メインで下りてみました。霧降高原の1,445階段も使わず、その脇のお花畑コースで下山です。
帰路の稜線は完全に雲の中で、なんなら一時小雨も降る状況でしたが、この雲中の山歩きの雰囲気も私は好きです。
植物観察として、まずは苔フリークとしては外せない、キノこけ。
いつもより苔成分が微妙ですが、その分キノコ成分が大きかったので良しとしましょう。
小丸山~霧降高原 (お花畑ルート)
霧降高原のお花畑コースには花以上にトンボが大量に飛んでいまして、花とセットで撮影してみました。
ワレモコウ with アキアカネ
この3つ以外にも、今年ラストのニッコウキスゲなど見ることができました。
写真のアキアカネは、まだ赤さが足りないですが、秋に向けてどんどん赤くなっていくはず。
昨年は紅葉シーズンに男体山を登り、自転車で中禅寺湖をポタリングしましたが、今年の紅葉はどうなるのかな。秋になったら、また日光にきてみたいです。
おまけ
今回の登り口となった霧降高原には大笹牧場がありまして、そこでとれた牛乳を使ったプリン専門店「日光ぷりん亭」が近くにあります。せっかくなので、温泉の帰りに寄ってみました。
メニューには定番プリンもありますが、今回は少し変わった「ハーフぷりんソフト」と「極☆生ぷりん」をチョイス。
牛乳だけでなく、卵も地場の日光御養卵を使っているというコダワリ。ぷりんソフトはメチャ濃厚でした。極☆生は素で食べてみたり、卵だけ混ぜたり、カラメルを粗く混ぜたりと味変しながら食すことができます。こちらもホント濃厚。
店内はコンパクトですがテーブル席もあり、ゆっくり食べられました。いや~、美味しかった。
女峰山の眺望はイマイチでしたが、今年最後と思われるニッコウキスゲやシャクナゲを見られたり、麓で美味しいプリンを食べられて満足な山旅になったのでした。
今回の山歩きの詳細記録はこちら。