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【1坪菜園+α】夏野菜'24-⑦ 7月育成状況

今回は、2月から開始した夏野菜の育成シリーズの第7回を書いてみます。

前回の育成記事はコチラ↓

今年は梅雨入り後も好天が多く、野菜たちは去年以上に元気に育ってくれました。しかし、その暑さのせいか去年見なかった虫も出て追加対策をしていますので、そのあたりも記事にしてみます。

─ 目次 ─

7月新規収穫の夏野菜

まずは7月になって新たに採れ始めた夏野菜たちの状況です。

 

新規1:赤オクラ

6月は普通の緑オクラのみ収穫でしたが、7月に入り遅撒きの赤オクラも採れ始めました。赤い見た目でインパクトがありますが、味は普通のオクラと変わりません。

オクラは気づくと巨大化して固くなってしまいがちですが、赤オクラは4本の密植栽培にしたお陰で成長速度が抑えられ、しかも実が赤くて目立つため、採り遅れることなく栽培できています。

今年のオクラは本数が多いため自動散水の水多めエリアに植えていますが、それでも密植4本だと茎が細くなりがちな気がしています。密植2本栽培の緑オクラは、なぜか太茎1+細茎1の上下関係ができて、太茎オクラ側の実が大きくなりがち。来年は間をとって3本の密植栽培が良いかもしれません。

 

 

新規2:ロロンカボチャ

ラグビーボール型の甘いカボチャで、昨年食べたロロンカボチャの種を撒いて育てたものです。うどんこ病で葉が減ってしまいましたが、なんとか1つ目を無事に収穫できました。

ちょうど支柱の場所にできて曲がってしまいましたが、味は変わらないはず。1つめを収穫すると再びツルが伸びて葉が茂り始めましたので、次は形の良い実ができるようにと期待しています。カボチャの実は追熟中でまだ味見していないので、食べた感想はまた今度。

 

新規3:ピーマン

ピーマン系は万願寺トウガラシが先行していましたが、緑ピーマンの収穫も始まりました。

万願寺トウガラシと合わせて、だいたい2~3個/日の収穫で、家で食べるのにちょうど良いペースで育ってくれています。今年は万願寺トウガラシ苗1+ピーマン苗1にしていまして、これは来年も同じ苗数で良さそうです。

 

継続収穫の夏野菜

継続1:ナス

ナスは、黒ナス/白ナスの両方が育っています。樹は黒ナスの方が大きめですが、実は白ナスの方が肥大化スピードが早く好調です。白ナスの収穫目安である250gも、目測でほぼピッタリ収穫できるようになりました。

人間、慣れるものですね。ナスは平均すると1~2個/日で、こちらも家で食べるのにちょうど良い塩梅のペースです。ナスも2苗で正解でした。

 

継続2:キュウリ

昨年のキュウリは2苗で採れすぎ問題が発生し、今年は1苗にするか悩みました。結局、全滅リスクを考慮し最終的に2苗にしたのですが、不安をよそに2苗ともすくすく育ちましたので、当然のごとく7月に入って食べきれない問題が顕著になってしまいました。

できれば毎日2~3本収穫の長期間栽培でコントロールしたく、2つの苗を時差で植えたり、遊びヅルを1本だけにしたり、もう1苗はツル下ろし栽培にしたりと、色々トライしています。しかし、やはり収穫量の調整は難易度が高いです。(キュウリは放置しているとあっという間に極太になるため、余っていても取らざるを得ない)

ちなみに、日光白根山で地元の方に頂いた冷えキュウリ漬けが美味しく、それを家で真似てからキュウリ消費が増えているのですが、それでも余剰が出ます。もはやキュウリはそういうものだと割り切って、会社/ご近所におすそ分けしています。

 

継続3:ミニトマト

路地のミニトマトはオオタバコガに攻撃され、千果/あまぷる/オレンジアイコとも、気づいたら全体の実の30~40%ほどを食べられるという事態になりました。ベランダの水耕栽培トマト(同じく種から育てた千果)には全く虫がおらず、路地トマトだけ狙われるのが不思議です。ベランダには鳥よけネットが張ってあり、虫は通れる網目サイズではあるのですが、もしかしたら大きな網目でも防虫効果があるのかもしれません。

路地のミニトマトは葉が茂り過ぎて今更ネットで全体を囲うのは大変なので、とりあえず100均の水切りネット(深型)を房ごとに掛けてみました。

気づいた虫は取り除き、虫対策に木酢液もかけたので、何が効果的だったか確信はないのですが、水切りネットをかけた翌週からミニトマトの食害が激減しましたので、房ネットでも効果はあったと思われます。ただ、房ごとに水切りネットを掛けるのは、なかなかに手間です。

去年はトマトエリア全体を鳥よけネットで囲い、オオタバコガの被害はありませんでした。たまたま虫が来なかった年という可能性はありますが、来年は最初から鳥よけネットで囲おうと固く誓ったのでした。

 

ちなみに、ミニトマトはキュウリより食べやすく、採れすぎは無いだろうと考えていましたが、今年は実割れ防止で1苗ごとに2-3本仕立てにしたこともあり、ミニトマトも家で食べるには多すぎる量になってしまいました。

こちらも会社/ご近所お配り作戦です。

 

なお糖度の観点では、路地トマトも木熟で糖度を上げてはいるものの、やはりECメータで正確に液肥の濃度管理ができる水耕栽培の方が断然甘いです。

ということで、オレンジアイコも水耕栽培してみようということになり、少し大きめの脇芽2本を捨てずに、ペットボトルにさしてみました。

 

リキダスメネデールを希釈した溶液で様子見し、1週間で無事に新しい根が伸び始めました!

ということで、次回からオレンジアイコも水耕栽培に加えて状況監視してみたいと思います。

 

水耕栽培トマトの状況

水耕栽培ミニトマト 千果は、液肥管理により高糖度のミニトマトが毎日採れています。16本仕立てで粒は小さめですが、この甘さを知ってしまうと同じ種から育てた畑側の千果が物足りなく感じるほどです。(粒の大きさは畑の3本仕立ての方がイイ)

トマトは高温で花落ちすることがありますが、東京で気温35°を超える暑さが続いても継続して花が付き収穫できています。我が家の栽培場所は東向き半屋根ベランダ育成で、午後に日陰になるため、遮光ネット効果が得られているのではと考えています。

7月時点で水耕栽培ミニトマトが一番採れた日は7月13日で、152個 1.37kgでした。

水耕栽培は粒が小さめですが、ミニトマト「千果」はその名前の通り、1つの苗で1,000粒以上を収穫できます。水耕栽培は実割れしにくいのですが、それも着実な粒数の計上に貢献しています。

 

水耕栽培が好調のため調子に乗って、秋採れを目標に7月15日の早盆から水耕栽培の2苗目を開始してみました。水耕栽培には、光が入らず水温の上がりにくい容器が必要でして、角上魚類で買い物をした時に千果用と同じサイズの発泡スチロールを再びゲットしました。涼しいアンデス高原原産のトマト苗が猛暑日続きの東京で育つのかチャレンジではありますが・・・うまく育つといいな。

手前が新苗。水温の上昇を抑えるため、撮影後に奥の千果と同じように蓋にアルミシートを貼っておきました。

根腐れ防止の太陽光発電のエアポンプは1つしかないので、チューブを分岐して2槽に空気を送り込んでいます。

発泡スチロールの蓋に穴を開けてトマト苗とチューブを通してから、そういえば「次は横穴方式を試そう」としていたことを思い出しました。水抜き用の穴と兼用でき、かつ初期苗の根が水に接触する部分が増え、かつ雨水が容器に入り込みにくく、かつ給水時の蓋の開け閉めがしやすいと、色々メリットあります。苗を横倒してうまく育つか微妙ですが、畑の千果は横倒し方式で無事育ちましたので、全くダメではないはず。今回は手遅れなので、次回にやってみましょう。(ここに書いておけば、次回やる時には思い出すかもしれん…)

 

おまけ (観葉植物)

観葉植物は、野菜と比べて見た目に大きな変化はありません。一応、ノーマル100均サンスベリアの背比べをしてみると、最大苗の高さが131cmになっていました。9ヵ月前の記事サンスベリアと比較すると、あきらかに株数も増えてる気がします。毎日見ていると気づきませんが、じわじわ成長しますね。

 

小さなツンツンのサンスベリア フォークは、新株がポコポコ生まれてきました。いつか鉢全体が剣山のようになると面白いです。その場合、同居しているサンスベリア マライカをどこかに移さないといけません。もう少し成長したら移植を検討してみようと思います。

 

多肉植物のハオルチアたちは、サンスベリア以上に動きが小さいです。

ですが、左から2番目のエメラルドフラッシュは、子株が増殖しているような・・・?

まぁ、こちらは植え替えを急ぐ必要もありませんので、ゆっくり様子見してきましょう。

 

以上、7月状況でした。水耕栽培の第2弾も始まり、今後も定期的に野菜たちの育成を観察・記録していきます。

 

夏野菜の育成シリーズ⑧に続く。