6月10日に東京が梅雨入りしました。フライトや登山には微妙なシーズンになりましたね。週末に予定していたグループ登山も雨予報で延期となり、早い梅雨明けを願うばかりです。
さて、外はジメジメですが、家での暮らしはサラサラ快適にすべく、夏季のエアコン連続運転を開始しました。今回はそのことを。
─ 目次 ─
エアコンの準備
我が家の夏は、2階ホールに設置した霧ヶ峰(6畳用JXV2223) 1台で、F式全館冷房(タオル無し)をしています。このJXVエアコンは昨年11月に基板エラーで無償交換した子なので、ちょっぴり不安あり。一応、5月の夏日にエアコン試運転を実施済みです。(以下記事)
ただ、このJXV君は基板交換時に最新ファームウェアにバージョンアップされているようで、夏季の微妙な空調制御がデグレしている可能性もゼロではない。最近は省エネ性の向上とか狙って、消費電力は下がるが除湿能力も下がる、みたいな微修正が入る事がありそうです。ということで、念には念を入れて、エアコン吹出口にモニタリング用のSwitchBotを仕込みました。

温湿度計の画面は見ないので、電池持ちの良いSwitchBot 防水温湿度計(液晶画面無し)を入れています。
ちなみに以前は、界隈で定番の「みはりん坊W」を吹出口の先にぶら下げていました。
しかし、エアコン制御は結構変動するので、今の値だけでなく少し前からの全体傾向を見たいのと、測定器のぶら下がりポジションは見栄えがダサいと不評で、エアコン内に置けるスイッチボットに切り替えたのです。
データを記録すると、例えば就寝中の夜間でも、再熱除湿の出力状況をHEMSのエアコン消費電力や外気温と並べて後で分析することもできます。みはりん坊よりSwitchBotの方が安価というのも良い。
なお、SwitchBot 防水温湿度計をJXV2223に仕込む場合は、エアコンのフラップに干渉せず、風量の影響を最小限にできる吹出口の右端がベストポジションです。(下図)

(測定器の設置は自己責任でお願いします)
これで、エアコンの連続運転は準備完了。
天気予報で湿度傾向をチェック
一般的に、健康的に暮らすための最適湿度は40%~60%と言われています。これは、ウイルスや細菌の活動を抑制する湿度(40%以上)、かつカビやダニが繁殖にしくい湿度(60%以下)ということですね。我が家は更にピアノの保全を考えて、リビングの相対湿度を45%~55%で安定させることを狙っています。
24時間換気で湿った外気が流入し続ける夏季の東京において、快適な室温で湿度レンジ45%~55%を実現するには調湿建材だけでは無理で、どうしても除湿が必要になります。では、いつ除湿を開始するのか?これは、屋内生物の呼吸や葉の蒸散量、生活排水(料理/洗濯乾燥/入浴等)の蒸発量、全熱交換換気の有無、住宅の気密性能、建材の吸放湿量、部屋の目標温度に大きく影響されます。我が家の場合は、外気の容積絶対湿度が14g/㎥を継続的に超えるようなら、除湿開始と判断しています。ここで重要なのは、間違っても外気の相対湿度[%]で判断しないことです。(理由は前回記事) なお、除湿を止める判断は、ヒステリシス2g/㎥として、継続的に12g/㎥を下回った時としています。
梅雨入りしても高湿度が一瞬なら、家の湿度は大きく変動しないので除湿は不要です。ということで、いつも利用している日本気象協会 tenki.jpさんで、明日以降の絶対湿度をチェックしてみましょう。

出典:tenki.jp、6/13の1時間天気予報の翌日/翌々日予報を引用、赤字は筆者強調、赤枠の容積絶対湿度はChrome拡張(abshum_ext)で表示
6/14(土) 6/15(日)とも雨で、ほぼ湿度14g/㎥超えが続きますね。日曜日の夕方から20g/㎥を超える高湿度で、これで除湿しなければ24℃の部屋は湿度90%超え(カビが非常に増殖しやすい湿度)になります。潔く除湿を開始しましょう。
梅雨時のエアコン除湿
除湿の方法は色々ありますが、我が家は除湿能力が高く、かつ排水がお手軽なエアコンで除湿をしています。ただ、最近の省エネエアコンはサーモオフが効きすぎて、梅雨時期の除湿を苦手とする機種が多い。我が家は、除湿性能が高めな再熱除湿式エアコンから、霧ヶ峰JXVシリーズを選択しました。
普通の(非再熱)エアコンは、部屋が設定温度になると、サーモオフ機能で冷却が停止して湿気戻りします。これを防ぐ方法として、設定温度を大きく下げて冷却を続けることもできます。しかし、除湿のために水が結露するまで冷やされた冷気がそのまま吹き出されると、部屋が寒くなりすぎて、全く快適ではありません。これが再熱除湿エアコンなら、排熱などで暖めなおして吹き出し口から送風されますので、寒くならずに除湿を継続できます。いまどきの高気密高断熱住宅に夏用のエアコンを設置する場合は、お手軽な再熱除湿付きがおススメです。
再熱除湿のデメリットとして電気代が高くなるという話があるのですが、実運用してみると、再熱運転をしても消費電力はそれほど大きくありません。実際に、昨晩の記録を見てみましょう。(下図、6/13就寝後 0:00~2:00のEnvLogV記録)

まず、夜間の温湿度から。
外気環境:温度21.4℃, 湿度:86% / 16.1g/㎥
リビング:温度24.6℃, 湿度:49% / 11.0g/㎥
外気が部屋の温度より3℃低い梅雨時の夜でも、エアコン除湿で9 g/㎥の空気が吹き出しています。これによりリビングの絶対湿度は16 g/㎥→11 g/㎥に下げられており、サーモオフせず除湿が効いていることが確認できます。
図中の「AC内部」と表示されたものが、先ほどの写真のJXVエアコン内に仕込んだSwitchBotの温湿度です。「床下」は冬用に温湿度計を仕込んでいます。リビング以外の部屋としては、温湿度が変動しやすい「洗面」と「2F寝室」をLCD画面付きSwitchBotでモニタリングしており、いずれも湿度52%と安定した低湿度になっています。さすが、再熱除湿の霧ヶ峰。
で、その再熱除湿運転時のエアコン消費電力は260W。盛夏の冷房運転より消費電力は少ないレベルです。この程度で快適で健康的な暮らしが実現できるなら、安いものです。1Fで暖房しながら2Fで冷房する2台再熱除湿のアプローチもありますが、再熱除湿エアコンの方が手間も掛かりません。
ちなみに、再熱除湿エアコンだからといって、必ずしも室温と同じ温度の空気が出ているわけではありません。屋内には発熱体があり、また外気との断熱材を通した熱移動の量によっては、冷却しなければ室温が上がってしまいます。上図の例ですと、冷蔵庫:160Wとかリビング(常設PC/ルータ類):30Wとか24H換気:20Wが分かりやすい発熱体ですね。エアコン本体の260Wも発熱体ですが、これは室外機の消費電力は対象外で、室内は恐らく数十W。それ以外にも、住人が約100W/人の熱を発生させています。
エアコンはこれらがバランスするように温度を制御します。そのうえで、換気によって外気から流入する水分を除湿しなければならないのです。また湿度だけを下げようと極端に風量を落とすと、湿り運転(液バック現象)が起きる危険もあり、アキュームレータが万が一にも溢れないよう制御が必要です。考えるだけでも、なかなか大変だ。
下図は空気線図もどき部分の拡大図で、横軸が温度[℃]、縦軸が容積絶対湿度[g/㎥]、クリーム色の領域が快適ゾーンです。

高湿度の外気が換気で流入すると、部屋の湿度が上に押し上げられて快適ゾーンから外れてしまいます。また室温は屋内の発熱体によって右に、涼しい外気の換気や熱貫流によって左に引っ張られ、これまた左右に動いて快適ゾーンを外れようとします。全熱交換型の第一種換気があれば、外気流入による湿度増加を低減してくれますが、実運用では水分は50%減程度で完全ではありません。(たった20Wの24H換気で湿気流入を半減させている訳で、これも凄い技術だが)
湿度もコントロールできるエアコンは、部屋が快適ゾーンから外れようとする力を、概ね左下方向になる温度/湿度ベクトルで引っ張り続けて、均衡させているのてす。そう考えると、ずっと動き続ける霧ヶ峰JXV君が健気に思えてきますね。晩夏まで頑張れ~!
おまけ - 梅雨時の一坪菜園
梅雨になるとフライトや登山は微妙になりますが、畑の水撒きを考えると雨はありがたいもの。我が家は畑というほどの規模ではありませんが、今年も庭の一坪菜園で野菜を育成中で、雨が降れば自動散水を止めて節水できます。梅雨は水補給のための期間と割り切るのが良いかもしれませんね。
さて昨年のブログでは、2月から10月まで一坪菜園'24年シリーズを毎月書きました。しかし、今年は昨年と似た状況ですので月例記事は書いていません。ということで、今年は何かのブログ記事のオマケに、簡単にメモしておくことにしました。
まず、冬野菜として最後まで残っていた玉ねぎは6月で全て収穫が終わりました。早生の新玉ねぎ20個は5月に完食、中生の40個は乾燥させながら日々の料理に少しずつ消費しています。

一坪菜園に空いた玉ねぎエリアは、今週末にオクラ苗を植える予定です。これで夏野菜が出そろうことになります。
さて、4月から先行したキュウリx1苗、万願寺トウガラシx1苗、ピーマンx1苗、ナスx3苗は順調に育成中で、キュウリとトウガラシは収穫が始まりました。キュウリは一昨年・昨年の採れすぎ問題を踏まえて、2苗→1苗にしています。1苗にしましたので、いつものツル下ろし栽培ではなく、収穫量が見込める摘心栽培にしています。参考にしたのは、以下のYouTube動画。
たわらファームさんは、いつも分かりやすい動画がタイムリーに出て助かります。ありがとうございます。
キュウリは良いペースで収穫できており、夏までスーパーで買う必要がない程度の収穫量になりそうです。1苗でも採れすぎて余るようなら、またご近所と会社にお裾分けしましょう。
万願寺とうがらしは実が大きめになるように、定石の4本仕立てで育成し、収穫をはじめました。

最初のトウガラシは、少し曲がり気味な感じです。肥料が少ないのかもしれません。樹が大きくなったら真っすぐに育つのか、要チェックですね。家で食べる分には曲がったところで味も変わらないし、料理でも全く問題ないのですが。
ナスは、昨年は白ナス苗x1+中長ナス苗x1でしたが、今年は欲張って長ナス苗x1を追加してみました。で、この長ナスが、想像以上に長細い。

最初は小さ目との情報がありますので、もう少し様子見してみます。来週には収穫できると思いますので、それまでに少しは太ってくれることを期待しつつ待ってみましょう。
以上、おまけの夏野菜の育成状況でした。
お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ)
#ヤマト住建公式アンバサダー