全国的に猛暑が続いていますね。そんな時は冷涼な高峰で避暑ハイキングに限る、ということで、スタート地点から標高2,000m超えの北八ヶ岳に行ってきました。今回の最高峰は2,480mの北横岳で、ここは梅雨時に歩いた尾瀬の燧ヶ岳や志賀高原の志賀山と同様に池や木道歩きが楽しめます。実際に来てみると、池の周りは想定外に微風で冷涼感は無かったのですが、展望が開けた山頂は心地よい風が吹き快適でした。今回はその山行のレポートです。
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ロケーション
北横岳は、長野県南佐久郡佐久穂町と茅野市の境にある標高2,480mの山。正確には北横岳には2つのピークがあり、2,480mの北峰と2,472mの南峰からなる双耳峰です。ただし、2つの峰の間がなだらかすぎて、同じく双耳峰の燧ヶ岳のような猫耳感はありません。
ちなみ正式名は「北横岳」ではなく「横岳」。もちろん国土地理院の地図には「横岳」と書かれています。八ヶ岳には、赤岳と硫黄岳の間にも標高2,825m(345pt 格上?)の「横岳」があり、混同を避けるために北横岳という通称が定着しました。昭和初期には既に北横岳と呼ばれていたようで、山頂直下の山小屋(昭和32年開業)は北横岳ヒュッテです。周辺の指導標にも北横岳と書かれており、ここまで一般的になると、山名を改称しても良い頃合いかもしれませんね。
今回は、この北横岳を池巡りをしながら反時計回りで歩くルートにしました。出発の麦草峠が、既に2,000m超え(標高2,127m)の高めスタート。ですが、結構なダウン/アップがあり、そして岩場も多く、なかなか歩きごたえのあるルートでした。
麦草峠~雨池
麦草峠から山道に入ると「茶水の池」があり、その池を渡る木道がお出迎え。木道フリークとしてはスタートからの木道は堪りませんね。
池を抜けた後も、森の間を縫うように木道が走っていて、早朝の木漏れ日の中をゆっくり散策できるのがイイ。

北八ヶ岳といえば苔で、麦草峠の南側にある白駒池が有名です。日本蘚苔類学会の「日本の貴重な苔の森」第7号として白駒池周辺の原生林が選定されていますが、いえいえ、この北側地区の苔も負けていません。白駒池よりマイナーな分、静かな山歩きが楽しめるメリットもあります。
苔だけでなくキノコも健在。今年は全国的に渇水と聞いていましたが、森はまだまだ湿り気を維持しているようです。

スタートから、圧倒的な苔緑とワンポイントのキノコに癒されました。
茶水の池の次が、今回のルートで最も大きい「雨池」。が、あれ、水位が低いような…?

水際まで進むと、GPS上では池の中になっていて、明らかに池が後退しています。
雨池の対岸に来てみましたが、やはり水位が低い。普段は水中と思われる岩(コケの無い岩)が剥き出しになっています。

雨池は、この夏の渇水の影響が出ているのでしょう。
双子池~北横岳
雨池からそのまま北進し、双子池へ。ここが今回のルートの最北端です。樹林帯で凪っていて湖面が鏡のように美しい。

双子池には名前の通り、雄池と雌池の2つの池があります。雌池の北にはテン場もあります。湖畔の気持ちの良い野営場ですね。いつか泊まってみたい。
双子池からは南西に進み、北横岳に到着。北横岳までの微風の登りは暑くて難儀しましたが、展望の開けた山頂は風が抜けていて涼しい。

ここで昼食にしましょう。
今回はラーメンには暑すぎるので、お手軽なオニギリにしました。プラス、庭の一坪菜園で採れた野菜と冷凍ゼリー。

どちらも保冷パックで冷え冷え。このお昼休憩でようやく涼しめました。
北横岳~茶臼山
北横岳を下ると、北横岳ヒュッテの横に七つ池。ここも風が凪って湖面がキレイでした。

名前の通り7つの池があるのですが、散策できるのは2つ目まで。
七つ池の先の三ツ岳から岩ルートになります。

岩のピークがⅢ峰→Ⅱ峰→I峰と続き、いずれも眺望が良いです。
その次の雨池山は樹林帯で眺望無し。

やっぱ、赤岳はデカいな。
茶臼山から先はなだらかな下りルート。

こちらも、色々なキノコが楽しめます。
そして最後は原生林と木道。

1ヶ月ぶりの木道歩きを堪能できました。お疲れ様~!
おまけ
温泉は、麦草峠Pから車で約30分の場所にある「尖石温泉縄文の湯」へ。
サウナ付きで600円/大人とコスパ高いです。泉質は、ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉。
夕食は温泉から車で15分程の「レストランペチカ」へ。8/1にリニューアルオープンされたばかりのお店で、大盛のドリアとジンジャーポークを頂きました。

ボリューム満点で、登山後の食事にピッタリでした。
今回の山歩きの詳細記録はこちら。