今年6月の梅雨入りから連続運転していた夏用エアコン霧ヶ峰JXV 君。
10月に入って屋外の絶対湿度が安定的に12g/㎥を下回るようになりましたので、4か月ぶりにエアコンを停止しました。我が家の霧ヶ峰JXV2223は、三度の夏に渡って家全体を除湿し続け、つまり延べ約1年分稼働してくれたことになります。ありがたいことです。そこでJXV君への労わりも込めて、エアコン分解洗浄を実施してみました。今回は備忘録までにそのことを。
─ 目次 ─
夏用エアコンの運用振り返り
我が家は夏季(6~10月)に、F式 24時間全館冷房で、屋内の温度と湿度を安定させています。一般家庭で湿度に着目される方は相対湿度40%~60%をターゲットにするケースが多いと思いますが、我が家はピアノ保全のため少しシビアに、年間を通して相対湿度45%~55%で安定させることを狙っています。湿度を一定にすると、木が動きにくくなりピアノの調律頻度が減りますし、人間も湿度50%のサラサラ感は湿度60%と比較すると快適レベルが段違い。快眠や健康的な生活にも直結しますので、この湿度コントロールは数ある生活術の中でも特におススメしたいです。
なお、気温の高い盛夏にエアコンで温度と湿度を同時に下げるのは容易ですが、気温が低めな梅雨時や秋口にエアコンで湿度だけを下げるのはひと工夫が必要。我が家はF式の鉄板である「階段ホールへの再熱除湿エアコン設置」で対応しています。梅雨時の運用状況は過去記事の通り50%±2%で安定していましたので、秋口の状況も確認しておきます。
10月1日の明け方4:47のEnvLogV記録(SwitchBot/HEMS連携)
10月に入ると、朝方は室温より外気温の方が低くなり、普通の非再熱エアコンは除湿を怠け始めます。しかし霧ヶ峰JXV君は上図の通り、24時間換気で入ってくる22.6℃・湿度16.5g/㎥(82%)の湿った外気をしっかり除湿して、屋内はLDK:48%・洗面:50%・寝室:51%とキッチリ目標湿度に収めてくれています。これぞ再熱除湿の力。
ですが少し気になる事がありまして、それはエアコンの消費電力。明け方の涼しい時間でも240Wほどで働いているのです。これは今春も同様でしたが、昨年はもっと消費電力が少なかったはず。記憶では昨年の朝方の消費電力は、だいたい80W~140W程度でした。
そこで昨年6月の梅雨のブログ記事を見てみると、やはり同じような温湿度でも消費電力が少ない。

2024年6月のSwitchBot/HEMS記録
外気温:22.2℃/湿度:16.3g/㎥(83%)で、今回の22.6℃/16.5g/㎥とほぼ同じ。部屋の湿度は今より若干(3pt)高いですが、目標湿度の45%~55%に収まっているのも同じ。にも拘わらず、当時のエアコンの消費電力は80Wとかなり少ないです。
良くあるのはエアコンのガス圧低下。しかしこれは、昨年11月に三菱電機さんが点検してくれて問題なし。もう1つ考えられるのは、エアコンのフィンに埃が付いて、冷却する能力が落ちた可能性。除湿を促進させるには、冷えたフィンの間にゆっくり空気を流すことで空気をできるだけ冷やし、結露量を高める必要があります。しかし、フィンに埃が付くとフィンと空気の熱伝導は低下。通過空気を今まで通り冷やすには、フィンを過剰に冷やすようエアコンが頑張ることになります。これが原因である可能性が一番高そう。
ならば検証のために、3夏の間働いてくれたエアコンを分解洗浄してみましょう。JXV君に長時間労働の慰労もしたいですし。といってもエアコンが連続稼働している間は分解できません。外気湿度が下がってエアコンが止められるタイミングを見計らいました。
除湿の終わり
高湿度の気候も10月中旬に差し掛かると落ち着きを見せ始め、二十四節気「寒露」翌日の10月9日に、相対湿度12g/㎥を下回る予報が出ました。確認はいつものtenki.jpさん。
出典:tenki.jp、赤字は筆者強調、赤枠の容積絶対湿度はChrome拡張(abshum_ext)で表示
その後も1週間以上継続して、絶対湿度が12g/㎥を下回る見込み。もう除湿を止められますね。
それから2週後の10月23日に二十四節気「霜降」(お肉の事ではなく「そうこう」と読む)を迎え、絶対湿度が7g/㎥~9g/㎥とかなり低くなりました。
出典:tenki.jp、赤字は筆者強調、赤枠の容積絶対湿度はChrome拡張(abshum_ext)で表示
昨年は、11月に記録的夏日が連続し外気湿度も上昇したためエアコンを再始動しましたが、今年はこの様子ならエアコン除湿は必要無さそう。
ということで、地場で腕の良いエアコン業者さんに分解洗浄を依頼してみました。今回も、我が家に霧ヶ峰を設置してくれた社長が来てくれまして、点検も兼ねて洗浄です。
エアコンの分解洗浄
分解洗浄をするために、霧ヶ峰が剥き出しにされていきます。

写真の通り、JXV君にはエアコン上部に青色の自動お掃除機能の機構があります。これはフィルタ掃除の頻度を多少減らしてくれる便利機能ではあるのですが、こと分解洗浄においては、分解に手間が掛かったり洗浄しにくかったりと良いとこナシ。今回も洗浄+点検費用が通常1.8万円のところ、お掃除ロボット&ムーブアイ機構の分解技術料1万円が加算され、2.8万円となりました。
でもこれは最初から分かっていたこと。注文住宅設計中の空調の事前検討記事では再熱除湿付き夏用エアコンの候補として、三菱電機 霧ヶ峰だけでなくお掃除機能が無いコロナ ReLaLaも検討していました。2022年のブログ記事にはReLaLaのメリットとして「邪魔な自動お掃除機能が無いのはコロナだけ!」と書いており、できればお掃除機能がない再熱除湿エアコンが欲しかった。
しかし、ReLaLaは高気密高断熱住宅での稼働情報があまりにも少ない。過去記事でコロナを「人柱となってデータを集める価値がある機種」とまで書いたのですが、やはり空調で最初から冒険はできず、初代夏用エアコンは実績の霧ヶ峰にしたのです。
エアコンについては、省エネ基準改正(いわゆるエアコン2027年問題)が迫っており、こと夏の冷房においては省エネ機能が悪い方向に働くことが多いので、除湿勢からするとイヤな流れと言えます。近々の流れには逆らえないですが、2027年に除湿性能が改悪された反動で、次のエアコン買い替え時期(2033年頃)までにガッツリ除湿が効くシンプル構造のエアコンが現れてくれることを期待しています。
そういう潮流を作るためにも、今どきの高気密高断熱住宅が早く広く普及してくれると嬉しいですね。
話を分解洗浄に戻しましょう。
エアコン洗浄は滞りなく進み、洗浄業者さんから「3年目のエアコンとは思えない程キレイ」と言われましたが、やはりカビはある。

霧ヶ峰は連続運転していても、定期的に「内部クリーン(内部乾燥)」が動作して、カビが発生しにくいエアコンです。それに加えて、我が家は冷房/除湿を止める際に、エアコン内部の絶対湿度が12g/㎥を下回るまで、手動操作で24時間以上かけて暖房or送風しています。それでもカビは生えるのです。汚れた洗浄液を実際にみて、やはり夏用エアコンは2~3年に1回は洗浄したほうが良いなと実感したのでした。
今回の分解洗浄で来年の梅雨にエアコンの消費電力が下がるか、改めてチェックしてみましょう。
もう1台の1階冬用エアコンは・・・暖房用なので分解洗浄はまだいいか。
お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ)
#ヤマト住建公式アンバサダー

