空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

パラナビ(仮称)- ケーブルのつくりかた

このページは2005年に作成したパラグライダーのレース用ナビゲーションソフト「パラナビ(仮称)」について記載しています。このブログを記載したきっかけについては、以下をご参照ください。

rinos.hateblo.jp

─ 目次 ─

結線

74HC04を使用した簡易回路を下図に示します。(ケーブルの改造は自己責任でお願いします…)

 

【注意】
最近の新しいGPS(2006年後半以降出荷?)は、RxDに負電圧を入力しないと通信できない物があるようです。 このようなGPSを使用する場合は、レベルコンバータを使用してケーブルを作成してください。
⇒情報提供して頂いたHさんから、回路図まで頂きました。ありがとうございます!

 

ポイント:
秋月電子で販売されている「RS232CインターフェイスIC ADM3202ARN(フラット) 」はコンデンサが同梱されていて他に部品は不要です。
GBA接続ケーブル基板は版数によって回路が異なるため、基板上のコンデンサを流用せずにIC同梱のコンデンサを使用するのが確実です。
・ADM3202を裏返しに実装すると配線が楽です。(写真参照)
・8番ピンをTX用ピンに直付けすると位置合わせが簡単です。(基板中央にICを取り付けるとアッパーカバーに当たる可能性があります)
GBAからのTTL入力は、T1(11→14番ピン)の代わりにT2(10→7番ピン)も使用できます。(写真参照)
リップル低減用のV+(2番ピン)のコンデンサは、VccでなくGNDに接続しても構いません。(写真参照)

 

基板とICとコンデンサを接着剤か両面テープで貼り付けておくと作業し易いです。

 

作成例(1) GC-GBA接続ケーブル

基板上の部品を取り外し、次の様に回路を作成します。 (上の回路図と接続ピンが違いますが、まぁ臨機応変に…)

実際の配線状況。ハンダはかなり雑ですね…。 4.7KΩは、裏面に実装しています。


  

チップ抵抗を使うとシンプルな配線で片面実装できます。 この場合はICを裏返し、両面テープで基板とICと抵抗を貼り付けると作業し易くて良いです。 抵抗の端をICピンに接触させておくと、ハンダが簡単になります。


 

ケーブルの長さを調整して、GPSコネクタに接続します。

eTrex用接続コネクタとForetrex用 接続コネクタ

Foretrex用にL型コネクタを使う場合は、L型コネクタがForetrexに正しく差し込めるか確認しましょう。 工作用のL型コネクタはケースが大きいため、Foretrexに差し込めなかったり、差し込めてもコネクタを回転させると 簡単に外れてしまう場合があります。 L型にする場合は、100円ショップで売っている小型コネクタのイヤホンマイクを改造した方が良いかもしれません。 ケーブルが細いため、耐久性は大幅に低下しますが…。

Foretrex用 L型接続コネクタ

作成例(2) 延長ケーブル

延長ケーブルを使う場合は、大きい部品が使えるので改造は簡単です。


ユニバーサル基板上にICを載せて、抵抗は裏面に実装しています。

作成例(3) ゲームボーイミクロ

ゲームボーイミクロ 通信ケーブルを使う場合は、通信ケーブルの コネクタの中にICを仕込むとコンパクトなケーブルを作成できます。 改造は細かい作業になりますが、コネクタ内の基板が丁度SOPタイプの ICと同じサイズで、しかも都合の良い場所にビアが出ているため、 改造は容易です。 (またまた上の回路図と接続ピンが違いますが、パターンの繋ぎ易さ重視ということで…)

ICを綺麗に載せるために、予め基板上の突起(2個所1mm程)を ヤスリで平らにして置くと良いでしょう。

コネクタ基板上にICを載せ、その上にチップ抵抗を載せています。 ICと抵抗は接着剤で固定しておくと、ハンダ付けしやすいです。

ミクロ - eTrex接続ケーブル 完成