今回のブログは、我が家を建てたヤマト住建がオーナー向けに開催中の「真夏の光熱費大公開キャンペーン」に参加したお話です。ブログとしては、光熱費の公開だけでは物足りないので、昨年との比較や年間の消費電力の傾向についても記録しておきます。
─ 目次 ─
我が家の仕様と光熱費
まず光熱費に関係する住宅仕様のおさらいです。
我が家は内外ダブル断熱で、断熱気密性能はUA値0.38[W/㎡・k]、C値0.4[c㎡/㎡]です。いわゆる断熱等性能等級6.5相当(HEAT20 G2.5レベル)で、30年以上暮らすと最もトータルコストが安くなると言われるコスパ高な住宅になります。(80年以上暮らすなら断熱等級7がトータルコスト最安と言われますので、子子孫孫が暮らすならHEAT20 G3がベスト。ヤマトだとエネージュG3+というのがある模様)
設備は、太陽光パネル3kWを搭載し、蓄電池は無し、オール電化で昼にエコキュートでお湯を沸かしています。お湯は主に毎晩の入浴と毎朝の食洗器と洗濯機で使用しており、夏季はこれに毎朝の野菜収穫後の朝シャワーが加わります。
電気を多く使うIH・食器乾燥・洗濯乾燥を太陽光の発電が始まる午前に動かし、昼にIHとエコキュートを使う運用のため、自家消費率は48%と一般的な平均(30%)より高めになっています。(下図はHEMSのキャプチャ。トータル期間は2023年4月~2024年8月)
空調は、6月以降は除湿のために6畳用エアコン1台を24時間連続稼働し、全館を室温25.5℃、湿度50%にする運用をしています。これら以外に電力を多く使う機器は、テレワークで常時稼働する開発PCやサーバ達です。
東京都内の戸建て2人暮らしで、電気プランは(昔ながらの)東京電力 従量電灯Bを利用しています。
この住宅スペック・運用で、7月の請求書は9,291円。1万円未満に収まりました。
使用電力は243kWhで、昨年3月に新居へ越してからは常に第2段階料金に収まっています。盛夏にこの程度の金額で済むなら、24時間エアコンを稼働しても気になりません。
前年と比較してみる
昨年7月の使用電力は232kWhで、今月はそこから+11kWhです。昨年も24時間エアコンを稼働しており暮らし方は変わらないですが、昨年以上の猛暑日続きでエアコン負荷が少し増えたのではと想像しています。
使用電力は+11kWh(+5%)でしたが、請求は昨年の7,486円から+1,805円(+24%)の二桁増になっています。大きく増えた内訳のトップツーは、燃料調整費-2,308円→-1,479円(+829円)、再エネ賦課金324円→848円(+524円)でした。補助金などは政府方針で左右しますので、いかんともしがたいですね。
ちなみに新居に引っ越す前の2022年は今より電気代単価が安かったですが、それでも電気代16,533円+ガス代3,384円の計19,917円でしたので、単純な比較でも半減したことになります。当時はエアコンを間欠運転しており、帰宅後はしばらく汗だくでした。それが今や24時間の全館冷房が安価に実現できていまして、やはり高気密高断熱による光熱費削減の効果は偉大です。
年間の光熱費の傾向を考える
東京電力のWEBサイトで、月ごとの使用電力が確認できます。我が家の使用傾向を見ると、夏(7~8月)と冬(1~3月)がほぼ同程度の電力量です。
一般的に6地域では夏に比べて冬の光熱費が高くなりやすいのですが、我が家は夏冬がバランスしており、ある意味で一般より夏が過剰ということになります。これは梅雨時から除湿のためにエアコンを24時間連続稼働している事が主な原因でしょう。
このコスト増をどう見るかですが、温湿度を安定させると心身的に(夏バテ予防や睡眠の質向上などの)大きなメリットがあります。また実コスト的にも、湿度の安定によりピアノ保全ができて調律依頼の頻度を減らせたり、内装や(気密ラインが外側のため)建材の安定化に繋がり補修コストが低減します。そう考えると24時間のエアコン稼働は決して浪費というわけではなく、トータルコストで考えても十分経済的なメリットがあると考えています。
ということで、世間に比べて夏冬の電気使用量のバランスが異なる我が家ですが、夏季はこの運用をしばらく続けてみるつもりです。
お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ)
#ヤマト住建の光熱費
#真夏の光熱費大公開キャンペーン