空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

夏野菜'24-④ 苗を庭に植えてみた

今回は、2月から開始した夏野菜の育成シリーズの第4回を書いてみます。

前回の育苗記事はコチラ↓

─ 目次 ─

夏野菜の苗

2月22日からLDK南側窓辺で始めた夏野菜の育苗は、ようやく苗たちも大きくなり畑に植えられる時期になりました。今年は、育苗開始の翌日から3連休で雪山に行くなど週末は窓のシャッターを閉じっぱにすることも多く、苗たちには日射の少ない厳しい環境でした。その影響か徒長気味な子が多かったりするのですが、今年はこの苗たちでどう育つか試してみることにします。

ただ、徒長苗のみで全滅してしまうと悲しいので、近くのJAとコメリでプロ苗も調達し、種から育てたマイ苗とプロ苗を半々で比較栽培してみます。植えたのは、トマト、オクラ、ナス、きゅうり、ピーマン(マイ苗のみ)、万願寺とうがらし(プロ苗のみ)。

まずは準備した苗を予定していた位置に仮置きしてみましたが、苗数を欲張ったため想定よりスペースがキツ目かも…。

ひとまず、どこに何を植えたか分かるように記録写真を撮影してみました。

苗の植え付け

夏野菜ゾーンは、昨年11月からカルス NC-Rと米ぬかと野菜残渣で土づくりして、100均マルチで養生してあります。マルチの下に自動散水のホースも設置済みで、キュウリ・ナス・ピーマンはトマト・オクラの2倍程度の給水になるよう調整してみました。

まずは水が少な目のトマト エリア。(トマト+オクラ)

以前も紹介した塚原農園さんの「【トマト栽培】苗植える時にやると大きく育つ栽培方法のコツ」を参考に、トマト苗を挟むようにネギ苗(玉ねぎゾーンで収穫したもの)を植えてあります。自作の徒長したトマト苗は、トマトの寝かせ植え農法で植え付けてみました。

この後、日射強化と虫対策で、マルチに開けた穴の周りに銀シートを被せています。

 

こちらが水多めのキュウリ エリア。(キュウリ+ナス+ピーマン+万願寺唐辛子)

ナス・ピーマン・万願寺とうがらしは風除けの袋をかぶせています。キュウリは、植え頃苗とヒヨッコ苗を植えています。去年はキュウリが大量に出来過ぎましたので、これで収穫に時間差ができると嬉しいです。

こちらも、撮影後にマルチに開けた穴の周りへ銀シートを被せました。

 

さて、去年は全ての野菜が無事に育ちましたので、今年も土壌改良以外は似た運用を想定しています。ただ、野菜は1年目が簡単で2年目から連作障害などで難しいという話をよく聞きますので、うまくいくのかドキドキです。植え付け後の初動が大事と聞きましたので、定植時の定番「リキダス」で根の活着を促進させておきました。

・・・初動が大事と言いながら、GWは4月26日(金)の夜から5月6日(月)の朝まで11日間の旅に出る予定でして、その間に放置した苗が無事に育つか、なかなかの試練だったりします。ということで、去年設置した自動散水マシンを再セットしました。

春は毎朝1回、5分間散水の設定です。旅の間も水やりされて元気に育つことを期待しています。

 

水耕栽培トマトの状況

水耕栽培は、前々回の記事で種から育てたミニトマト 千果 の苗の1つを水耕栽培に転用したことを書きました。その後も水耕栽培トマトは順調に育ち、というか土耕で育苗を続けた苗より育ち方が2倍以上早く、部屋に置くには大きすぎるサイズになってしまいました。

ということで、屋外の最低気温が安定的に10℃以上あることを確認しつつ、夏野菜の畑に先立って4月中旬に外に出してベランダ菜園を開始しています。

先ほどの畑の苗と比べると、同じ日に種から芽が出たトマトとは信じられないサイズです。右下に黒い太陽光パネルがチラ写りしていますが、これでエアポンプを動かして酸素/二酸化炭素を供給し、肥料も循環している効果が大きいと考えています。

 

さて、畑の土耕栽培トマトは一本仕立て or 二本仕立てで育成予定ですが、豊富な水と肥料をコントロールできる水耕栽培は脇芽を取らない栽培法もイケる(むしろ実割れしにくい)という情報から、半放任で育てています。

1番花の下の脇芽は強いと聞き、まずはこの脇芽を放置して分岐させました。

今後は上段も花芽の1つ下の脇芽は取らずに放置し、最終的に3段8本仕立て(調子よければ4段16本仕立て)位にできればと考えています。

 

容器に液肥もたっぷり入っていますので、こちらはGW中も放置で余裕でしょう。出発前にEC値の最終チェックもしておきました。実がなったら肥料濃度を上げていきますが、初期はこの濃度で問題ないはず。

11日後にGWの旅から帰ってきたときのサイズが楽しみです。

 

以上、4月時点の夏野菜は、まずまず順調。これからも定期的に野菜たちの育成を観察・記録していきます。

 

夏野菜の育成シリーズ⑤に続く。

 

「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」まとめ

前回記事の最後に、国土交通省が「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」を公開したと書きました。(執筆は一般社団法人「環境共生住宅推進協議会」)

省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド

このガイドは「高機能な住宅の性能を発揮させる 25 のポイント」が列挙されており、その内容をざっと確認しましたので、我が家の暮らしと照らし合わせながらブログにまとめてみることにしました。

─ 目次 ─

はじめに

前回も書いた通り、この手引きは「断熱性能等級6以上の断熱性能を有する住宅を対象」としています。我が家はいわゆる断熱性能等級6.5相当で該当ですが、日本では断熱性能等級6以上の性能の家はまだ少数派です。断熱レベルによって暮らし方が大きく変わるとはいえ、この足切りは少々乱暴な気がしますが、今後はこの性能の住宅を増やしていくという国交省の意気込みもあるのでしょう。なかなか大胆な割り切りです。

資料冒頭の「カーボンニュートラル」については、最近は炭素をバランスさせる意義が少し懐疑的になってきた感もありますが、少なくとも家の高断熱化や太陽光発電で石油・ガスの輸入を減らすことは日本のエネルギー安全保障に寄与する(=暮らしの安寧につながる)ことになりますし、何より家庭のお財布に優しい。ということで、無理せずに省エネにできるなら、取り組むのが良いでしょう。

ちなみに私は、昨年3月まで低気密低断熱の平屋賃貸に住んでいましたので、それまでに根付いた知識や行動がまだまだ残っています。このガイドは、そのリフレッシュの一助になると期待しています。では早速25のポイントを見てみましょう。

 

①,②夏の日射遮蔽

暑い時期は日差しを遮断すべし、という提案ですね。我が家は南面の1階/2階に軒+樋を90cm出して日射遮蔽をしていますが、軒だけでは時期・時間によって遮蔽が難しいです。南面は1階/2階とも電動シャッター付き窓ですので、日射がキツイ場合はシャッター制御で完全遮断もできますが、そうすると閉塞感が出てしまいますので、その中間が欲しいところ。このガイドでは、すだれや外付けブラインドが提案されています。

ただ、すだれは強風時に不安があるのと、外付けブラインドは高価という課題があります。我が家としては第3案として、2階吹き抜けの256cm幅窓への「全面網戸」がその解になるかも、と妄想しています。というのも網戸だけでも30-40%の日射軽減効果があるためです。

武田雄二(2003), 網の日射軽減効果に関する研究

網戸ならシャッター内側にサッシで固定できますので台風などの爆風でも安心ですし、とても安価です。外に出るときに片面の網戸を外す手間がありますが、そもそも夏は窓の開け閉めがほぼ無いので、2階だけなら問題ないはず。

現実的には、昨年は庇で日射遮蔽できない時間は適度に2階シャッターを閉めたのと、1階も庇で遮れない角度にトマト/キュウリ/オクラが高々と茂っていたこともありエアコンだけで快適でして、現時点では追加対策が不要な見込みではあります。

また、今年は濡れ縁にバーゴラ(キウイ用棚)をDIYする予定ですので、1Fの防御力が更に上がるはず。2F全面網戸は将来的に東京の夏が更に暑くなってたときの切り札として取っておきましょう。

 

・・・まだ項目2つ目なのに、悪い癖で文章が長くなってしまいました。25項目ありますので、以降は手短に書いていきます。

③冬の日射取得

寒い時期は日射取得のためにカーテンを全開して日射を取り入れるべし、という提案です。我が家はカーテン開放はもちろん、南面に日射取得型の窓を設置したことに加えて、冬の間は網戸も外して日射取得率をアップしています。恐らく、この③については、これ以上の改善は難しいかな、といったところです。

④春秋の日射調整

これは、中間期に①~③をバランスよく調整すべし、という提案です。ここで、ブラインドに加えて、サンシェードも登場しました。庇では日射が遮れない時期ですので、サンシェードがお手軽ですね。ウチも、1Fバーゴラにキウイが茂るまでは、バーゴラにタープを張るのも良さそうです。

⑤冷暖房の連続自動運転

高効率なエアコンで連続自動運転すべし、という提案です。夏は本当にその通りで、最近の再熱除湿エアコン(我が家は霧ヶ峰 JXV2223)ですと、湿度50%設定にしてF式エアコン運用の連続運転をすれば梅雨~夏にかけて簡単に1日中快適になります。エアコンを止めると24時間換気で湿気が流入しますので、夏にエアコンを止めることはないですね。

ただ冬は少し疑問がありまして、日射取得している朝から午後にかけては、正直エアコンを止めた方が省エネになっている気がするのです。一応エアコン起動時に電気が多く使われることは理解していますので、太陽光が発電しているギリギリにエアコンがスタートするようタイマーはセットしています。

この提案では日射取得の時間でもエアコンをオフオンせず、完全自動でつけっぱが良いということですので、来年の冬に実燃費を比較テストしてみましょうか。(完全自動モードで冬前の時期に日射取得していると、勝手に暖房から冷房モードに変わってしまうのでは、という危惧もありますが…)

⑥エアコン設定を控えめに

高気密高断熱住宅はエアコン設定を控えめにすべし、という提案です。これは確かにその通りで、壁や床/天井の温度が室温に近くなる効果でしょう。輻射熱による冷温がないため、室温控えめでも体感温度は快適になります。むしろ下手にエアコン設定を強くすると、夏は寒すぎ、冬に暑すぎ状態になりますので、これは快適性を求めると意識せずとも設定が控えめになると思います。

⑦エアコンの定期メンテナンス

フィルター掃除と室外機の設置場所の工夫をすべし、という提案です。我が家のエアコンは自動お掃除機能が付いてしまっていますが、これに頼らず定期的にフィルター清掃もしていますので大丈夫でしょう。梅雨時期冷房のフィルター増し増し時は、あえて掃除しないという選択肢もありそうですが、これは例外ですね。

⑧除湿

夏はエアコンを除湿モードに切り替えるか除湿器を使うべし、という提案です。我が家では再熱除湿エアコンを使っていますので前者での対応ですね。気を付けるとしたら、室温が下がり気味な時は適度に日射取得して、できるだけエアコンの再熱が動かないように工夫する事でしょうか。このあたりは手間と省エネのトレードオフになります。

⑨湿度が高い時は窓を閉める

初夏から夏にかけて湿度が高い日は窓を閉めるべし、という提案です。これは当然ですね。絶対湿度が15g/㎥を超えるレベルになったら除湿が必要で、エアコンか除湿器を動かすことになります。その時に窓を開けて外の湿った空気(水分)を取り込むのは無駄な負荷を増やすことになってしまいますので、当然クローズです。

⑩加湿

冬は加湿すべし、という提案です。洗濯ものの部屋干し、加湿器の稼働、観葉植物の設置など例が書かれており、加湿器と観葉植物は実施済です。ただ、洗濯の部屋干しは稀にしかやっていません。というのも、ドラム式で乾燥までやるほうが衛生的でタオルもふっかふかだし、なによりボタン1発で楽ちんという圧倒的メリットがあるためです。洗濯乾燥も太陽光の発電をしている昼にやれば電気はタダみたいなものですからね。ということで、これからも観葉植物の蒸散をベースに、必要に応じて加湿器が良いかなと考えています。

そうそう、例として記載はありませんでしたが、エコキュートの凍結防止も兼ねて、冬はお風呂のお湯貯めをしており、これも高い加湿効果がありますので、今後も続ける予定です。

⑪内部ドアの開放

各部屋の内部ドアを開けて少ない台数のエアコンで家中を暖冷房すべし、という提言です。我が家も基本的にトイレ以外は常時開放で、仕事部屋(ビデオ会議中)と脱衣所(入浴中)だけ日に数回ほど扉を閉める運用です。その他のドアは月に1回閉めるかどうかというレベルで提案の通りの運用になっており、エアコンは夏と冬にそれぞれ1台稼働で十分でした。ということで⑪項に対しては、特に追加アクション無しです。

⑫夏の扇風機やサーキュレーターの活用

夏は扇風機やサーキュレーターで家の温度差を減らし、また暑さの個人差を解消すべし、という提案です。我が家は妻より私の方が暑がりで、風呂上がりなどは扇風機を活用して空冷していますので、既に提案を実施済と言えますね。今後としては、私が涼しくしたい場所にピンポイントで扇風機を増設するくらいと思われます。

⑬冬のサーキュレーターの活用

サーキュレーターや小さな暖房器具を併用して家中を暖めるべし、という提案です。我が家は温度均一化のためのサーキュレータは使用していないのですが、加湿のために風呂/洗面の空気を循環する目的で洗面所に2つのサーキュレータを設置しています。(洗面所の天井から浴室への送風と、洗濯乾燥機横からLDK側への送風)

これは温度というより湿度管理が目的ですが、潜熱を移動させているという意味では⑬項の実践と言えるのかもしれません。

⑭24時間換気は24時間動かす

24 時間換気を常時運転すべし、という提案ですが・・・これは当然のことですね。わざわざ記載するということは、敢えて止めてしまう人が多いということでしょう。換気量は人数条件等で0.5回/h以下に抑えるのもアリと思いますが、0はNG。止めずに動かしておきましょう。

⑮⑯外気が快適な場合は窓を開ける/熱がこもったら窓を開ける

外気が心地良く感じるときには積極的に窓を開けて風を取り入れるべし、という提案です。これは皆さん意識せずに実施しているのではと思いました。

むしろ、直感(温度差だけ)で窓を開けてしまい、実は外気を取り入れたものの快適にならないケースに要注意という印象です。具体的には、蒸し暑い梅雨時期に外気湿度が過剰に高いのに涼しさを求めて窓を開けてしまう 、あるいは春先に外気湿度が低いのにオーバーヒート対策で窓を開けて過乾燥を加速してしまう(日射遮蔽の方が良い)といったことです。このあたり「快適」な外気というものを直感(や気温)だけで見るのではなく、湿度等の空気質等も含めてデータを見て、窓の開け閉めを判断するのがベターですね。

⑰⑱⑲⑳㉑災害時に高気密高断熱は有利 (太陽光利用/蓄電池利用/エネファーム/給湯器の活用)

これらの項は、暮らし方のアドバイスというより住宅設備設計に近い印象です。

東京は人が多すぎて大災害が起こると避難所はまともに機能しない可能性が高いので、我が家はできるだけ自宅避難できることを期待しています。地震等があっても家に継続して住むことができれば、⑱太陽光で通信手段/冷蔵庫/トイレなどの必需品を維持しつつ、水は㉑給湯器(エコキュート)の貯蔵分と、ご近所の防災井戸を利用して、食事は山/キャンプ装備と備品で凌ごうと妄想しています。

なお、⑲家庭用蓄電池/⑳エネファームは我が家に無いので、今はポータブル電源を太陽光で充電して対応になりますね。(ガス/水は電気以上に復旧に時間がかかるため、エネファーム(発電にガス+水が必要)は災害対策にならない気がします…)

 

家庭用蓄電池については、昔の電池は充放電500回で2年が寿命と言われ住宅用では使い物になりませんでした。最近のリン酸鉄リチウム蓄電池(e.g. EIBS7)でようやく15年保証に伸びました。ですが、太陽光のパワコンを15年で交換する程度ならアリですが、高価な蓄電池を15年で交換していくのはコスパが悪いです。EVのバッテリ発火事故とか見ると、家のそばに大容量のリチウムを置くのは災害時のリスクが増えてしまいかねないという危惧もあります。今後、さらに安全で寿命が長くコスパの良い電池ができるまでポタ電でのバックアップで凌ぎ、それまで技術ウォッチと考えています。

ちなみに、本命は全個体電池と考えていますが、半固体電池は既にリリースされています。従来の液系リン酸鉄リチウムと比べて、粘土系リン酸鉄リチウムは安全性が大幅に向上しているようです。

京セラ製クレイ型リチウムイオン蓄電池 - Enerezza(エネレッツ)

まだまだコストが下がるのは先だと思いますが、我が家のFITが終わるころまでに半固体(できれば、全個体電池)のコストが下がっていることを期待しています。

㉒室内外の温湿度を確認

より省エネ・快適な暮らしをするためには、まず室内外の温熱環境を知るべし、という提案です。これは⑮⑯の項に書いた通りで、直感とか経験というのは結構あてにならず、改めてデータで確認しましょうということです。我が家もスイッチボットの温湿度計で屋外と各部屋と床下の温湿度を常時モニタ/記録しており、窓開けの判断にも使っています。今は窓開けにちょうど良い季節ですね。

春先はまだ寒い日も多く、窓際の観葉植物や水耕栽培に悪影響がない外気温湿度かチェックしたうえで、光合成のために窓を開けることもできますので、データでのチェックは色々と有用です。

㉓カーテンの設置の仕方・開け閉め

カーテンレールの設置方法を工夫すべし、という提案です。これは同団体の令和3年の研究「カーテン等付属部材による開口部の断熱性及び日射取得性の影響についての検討事業」の事を言っていると思います。(3年前の研究成果のアピールのため、強引に25項にネジ込んだ感がありますな…)

我が家は遮光のためのカーテンは無く、今のところそれでも暑すぎることはないので、将来さらに暑くなった時に備えて検討でしょうか。カーテンがなくても、ハニカムシェードとレースカーテンで効果ありますので、恐らくカーテンを付けることは無い気がしています。

㉔季節に応じた服装で調整

一人ひとりの暑さ寒さの感じ方に応じて服装で調整すべし、という提案です。これは言わずもがな、どこのご家庭でもやっている気がします。我が家も暑がりな私は基本的に薄着で、特に高断熱住宅だから実施というものではなく、むしろ昔の賃貸の時代の方が、必要に迫られて服装で調整していたような気がしますね。

㉕植栽で日射調整

最後は、緑のカーテンなどで夏の日射しを遮り冬の日射しを取り入れるべし、という提案です。これは、敷地条件が合わないとなかなか難しそうです。

我が家は1階の掃き出し窓の前に菜園があり、今後はキウイ棚のバーゴラもDIY予定ですので、これらを活用して気長に取り組んでいこうと思います。

 

・・・

 

以上、全25項を駆け足でまとめてみました。なかなかのボリュームですが、全体としては良いポイントをついていると思います。何事もほっておくと我流になっていきますので、こういう情報を定期的に取り込んで自分の生活をアップデートしていくのはアリだと思いました。

 

お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ

 

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注文住宅の1年点検と光熱費総括

注文住宅の引き渡し&引っ越しから1年が経過しました。

予定通り1年点検を実施しましたので、今回はそのことを記事にしてみます。そして、年間の総括と今後についても書いてみます。

─ 目次 ─

新居で1年暮らして

まず、年間を通して快適に暮らせたことに感謝です。昨年の賃貸時代を思い返すと、冬のテレワークは毛布を羽織って仕事したり、家の中でもフリースとモコモコ靴下が手放せませんでした。寝室とLDKは結露が凄まじく結露吸収材を色々試したり、今思えば中々大変でした。まぁ、これはこれで工夫のしがいがあって面白かったのですが。

昔の私は「厳しい環境で暮らした方が精神が鍛えられる」みたいな考え方でしたが、40代の体は無理が肉体と精神に反ってくるようになりまして、いつまでも若い頃のようにはいきません。今のタイミングで新しい暮らし方に移行できたのは、そういう頃合いだったということでしょう。生活にゆとりができたためか、野菜の育成にハマったり新たな試みも色々始められました。住まいにストレスがないと暮らし方も変わるんだと今更ながら実感した1年でした。

 

さて、そんな暮らしのベースとなった家ですが、放置すれば劣化していきますので、定期的なメンテナンスは欠かせません。

ということで、新居1周年記念と併せて1年点検の到来です。

いざ1年点検

点検と意気込んでも、半年前に6ヵ月点検をしたばかりですし、暮らしていて特に気になる所はありません。そこをプロの目で点検してもらうとどうなるか。

今回も6ヵ月点検の時と同じベテラン保守員の方が来られまして、点検用のタブレットで確認を進めてもらいます。

 

「空調、ヨシ。綺麗に清掃していただいてますね~」

「見切り材、ヨシ。見切り板を踏まないようにすると長持ちしますよ~」

「戸の建付け、ヨシ。」

長期優良住宅用の点検項目があるのでしょうか。かなり細かく見ていきます。異常は無いだろうな~と思っていたら、「要補修の箇所を見つけました」とのこと。

おっ、どこだろうと聞いてみると、トイレのクロスの入隅が少し開いているとのこと。え、良くわからないんですが、と聞いて改めて観察してみると、確かにトイレのクロスの入隅部分が少し開いてる気がする。で、チョイチョイと補修してしまいました。流石プロ。てか、全然気が付かなかった・・・。そんな細かいところまで直すんだ。

その後に配管とか外回りとかもチェック頂いたのですが、その他は全く問題なしでした。全体的にとても丁寧に使っていただいていますね、とのこと。夏冬通して一定の温湿度コントロールが良かったのでしょうか。

 

さて、点検時間は2-3時間だったのですが、実は点検は半分で、残り半分は私のDIY家具達に興味津々といったご様子。え、これウチ施工じゃないの、とか、建具屋さんより丁寧だよ~、とか。色々お話してしまいました。この椅子の強度の出し方いいですよねとか、檜の格子の揃え方が綺麗ですねとか、水回りは比重の重い木を使っているんだーとか、てへへ。お世辞とは分かっていますが嬉しいです。ということで、今回は点検よりDIY話に花が咲いてしまった気がします。

 

なにはともあれ、大きな不具合が無くて一安心です。また次回よろしくお願いします。

年間光熱費

引っ越して1年が経過しましたので、光熱費がどう変わったのかも確認してみることにしました。我が家はオール電化なのですが、相変わらず電力プランは昔ながらの東京電力 電灯Bです。(この電力プランはいずれ見直したいところなのですが、あまりモチベーションが湧きません。夏野菜の畑準備がひと段落したら再検討しようと思います。)

で、この電灯Bの電気使用量をTEPCOのWebサイトで見ることができますので、まずはそのグラフを確認してみました。

夏は24時間エアコンを動作させて除湿しますので電気使用量が多いですが、エアコンを間欠運転している2月もそれと同じくらいの電気使用量です。やはり内外温度差の大きい冬はエアコン負荷が高いのと、冬は太陽光発電の時間が短くなることが大きいのでしょう。2月から夏野菜の育苗のためにエアコン温度を高めにしたことも影響ありそうです。

ただ、それでも電気使用量は多い月でも200kWh台で、第2段階料金内(1万円未満)に収まりました。引っ越し前の冬は価格の上がる超過(第3段階)料金到達で1万円超えが当たり前(政府の電気補助金の無かった一昨年は2万円!)でしたので、ここは高断熱化した目論見通りです。

 

実際の年間光熱費を、2022年度(2022年4月~2023年3月)と2023年度(2023年4月~2024年3月)で比較してみますと、

約10.6万円ダウンで半分以下になりました。ちなみに2022年度は電灯Bの燃料費調整額が低く抑えられた時期でして、2023年6月からは規制料金変更で電気代が値上げされていますので、真の費用はこれ以上の差になります。

コストダウンをローン期間の30年で考えますと累計300万円以上の差になりますので、東京ゼロエミ住宅の断熱住宅補助金(240万円)より大きいですね。しかもこれに、自家消費で余った太陽光の売電がオマケで加わります。

ということで、断熱気密の向上は快適性が向上するだけでなく、費用削減にもつながり、コスパ最高という結論でした。

 

2年目の暮らし方

1年間が過ぎて、エコキュートやエアコンの効果的な使い方も分かってきました。今年は、その経験を元に暮らしに合わせて自動化のチューニングをして更なる進化をしていこうと考えていましたが・・・、このタイミングで国土交通省が住まい方の手引きを公開したようです。

省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド

 

副題として「高機能な住宅の性能を発揮させる 25 のポイント」とありますね。国がこういうのを出すのは初めて見ました。ちなみに手引きは「断熱性能等級6以上の断熱性能を有する住宅を対象」としているのですが、我が家はいわゆるHEAT20 G2.5で断熱性能等級6.5相当になりますので、バッチリ該当する住宅になります。

25項目と数が多いですので、今まで気づかなかった新たな視点が得られるかもしれません。これは自動化のチューニングより面白そうです。こちらも電気料金プランと併せて、早めに整理してみようと思います。

 

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夏野菜'24-③ 水耕栽培の必須アイテム入手

今回は、2月から開始した夏野菜の育成シリーズの第3回を書いてみます。

1週間前に水耕栽培の記事を書きました↓

この水耕栽培を効率よく行うために欠かせないアイテム「ECメータ」がようやく届きましたので、今回はそのことを書いてみます。

─ 目次 ─

ECメータとは

ECメーターは水溶液の電気伝導率を測定する器具です。水の電気伝導率を測ることで、水質汚染度や海水の塩分濃度を調べたりできるのですが、これを水耕栽培液肥管理に使います。

水耕栽培に適した肥料としては、最大手(?)のハイポニカや、私が使っている微粉ハイポネックスがありますが、これらは水耕栽培に推奨される希釈量があります。最初に肥料を水に溶かす際はそれぞれの肥料に記載された希釈方法に従えば良いのですが、2回目以降が問題になります。水耕栽培の水補充の度に毎回水をリセットして希釈水を作り直せばよいのでしょうが、これは面倒かつコストがかかりますので、どうしても継ぎ足しで液肥を管理することになります。

このとき、一定期間栽培に使用した水は蒸発や植物の吸収で希釈量が変わり(だいたい濃くなり)、そこに既定の希釈をした液肥を追加すると、どんどん想定した希釈から乖離してしまうことになります。

そこで登場するのがECメータで、これを使うことで水耕栽培液肥の状態をリアルタイムで確認することができるのです。

 

・・・ということを知ったのが、水耕栽培を始めてみようを思い立った3月初旬で、早速Amazonでポチってみました。

ECメータ納品

購入したのは使用方法が簡単なデジタル式のECメータです。

・水質測定器 デジタル TDS ECメーター 高精度 測定範囲0-9990ppm/0.1-80℃ TEMP PPM検査 便利 プール 温泉 水族館 水耕栽培など対応 (ホワイト)

なんと、送料込みで563円(税込)という安さ。 相変わらず、この手のアイテムのコスト感が謎です。

 

なお、安いなりのデメリットはありまして、納期が3週間と長かったです。ECメータが来るまでトマトの水耕栽培のスタートを待っても良かったのですが、初回の液肥の希釈はECメータが無くても大きく乖離しないと考えて、納品に先行して天気の良い日に水耕栽培を始めました。

で、1週間が経過してそろそろ水を追加したいタイミングという時に、ちょうどECメータが届いたのです。間に合ってよかった~。

器具テスト

ECメータは電気伝導率を測るだけの簡易な物ですので、それほど間違った値になることはないはず。なのですが、激安品ですので一応校正できているか簡易確認をしましょう。

東京都の水道水はEC値200 μS/cm前後といわれていますので、まずは水道水を測ってみます。

測定は電源ONして水につけるだけで至ってシンプル。実測値は198 μS/cmでした。水の中で振ったり、水に浸しなおしても値は変わりません。測定は問題なさそうですね。ついでに水温も測ってくれていますが、温度計は経験上バラつきが多いので、これは参考値としておきましょう。

 

ちなみに、水から上げて空中で測ると電気は伝導しなくなりますので、EC値は0になるはず。

これも、想定通りですね。校正できているようです。

 

基準となる水道水が198 μS/cmということが分かりましたので、液肥としての肥料成分の希釈量を確認するときにはEC値として約200 μS/cmを引いた値を考えれば良さそうです。

1週間後の液肥の状態

では早速、トマトの水耕栽培の状態を確認しましょう。

値は「1,516 μS/cm」で、水道水にもともと入っていた電解質分198 μS/cmを引くと、「1,318 μS/cm」になります。

トマト苗の定植直後はEC値 1,000 μS/cmが目安と言われていますので、ちょっと濃い目ですね。暫くは微粉ハイポを入れず水だけ継ぎ足しして、1,000 μS/cmになるようにコントロールしてみます。

なお、収穫に向けて 2,000μS/cm 程度まで引き上げるのが良いようですので、4月中旬になったら改めて1,500 μS/cm程度になるように濃度を調整予定です。

 

水耕栽培の現状

最後にトマトの状況です。1週間前から根張りがかなり旺盛でして、新しい根っこがグイグイと出てきているのですが、上の葉はあまり成長していないような・・・?

最初に投入したメネデールとリキダスの効果で根から育っているのかな? まぁ、気長に様子を見てみましょう。

 

夏野菜の育成シリーズ④に続く。


夏野菜'24-② 高断熱住宅で苗育と水耕栽培をしてみる

今回は、2月から開始した夏野菜の育成シリーズの第2回を書いてみます。

前回、屋内で畑の準備を始めたことを記事にしました。

それから1ヵ月が経過しましたので、現時点の苗の育成状況を記録しておきます。そして、調子に乗ってトマトの水耕栽培も始めてみましたので、今回はそのことを。

─ 目次 ─

苗に必要な照度

我が家は、いわゆる高気密高断熱住宅で、冬でもエアコン1台で家全体を20℃以上にキープできます。(コスパ重視のHEAT20 G2.5レベル、UA値0.38、C値0.4です)。この温度は育苗にも適していますので、これを利用して2月に野菜の種を撒きました。

苗育において、室温は全く心配していないのですが、気がかりは前回記事にも書いた日射強度で、つまり徒長のリスクです。苗を育てる南面の窓には日射取得タイプの断熱窓を施工していますので、理論上は日射遮蔽タイプ窓より日射強度は有利なはずですが、実態としてどうなのか。

まずはお手軽に、スマホの照度計アプリ(無料)で簡易測定してみることにしました。

 

アプリをインストールしてLED電灯の下で測定すると800 lx程度の値が出ており、数値は妥当に見えます。ただ太陽光の正しい測定方法がイマイチ不明で、スマホをガラス面にかざす(鉛直に立てる)と日射遮蔽ガラス越しでも測定値が上限65,535 lxになってしまい、違いが見えません。ということで、太陽高度の浅い朝にスマホを水平面に置いて光が当たりにくくなるようにして比較測定することにしました。

一番左が窓外のウッドデッキに置いた状態、2番目が日射取得ガラス越しの床上、3番目が日射遮蔽ガラス越しの水平面です。2番目と3番目は直射との対比値がそれぞれ91%と56%で、やはり日射取得ガラスは違いますね。サッシの違いは、体感でも日射取得ガラスの方が暖かいことが分かるレベルです。(床の暖まり方も全く違います)

さて、育苗のためには20,000 lx以上が必要といわれ、実測値からは朝から十分な照度になっているようですが・・・植物に必要な波長(光合成:640~690nm、植物育成:420~470nm)をガラスがどの程度透過しているのかまでは分かりません。

ちなみにヤマト住建の窓(エクセルシャノン製 樹脂サッシ トリプルシャノン)の仕様は2022年の記事「注文住宅 設計打ち合わせ - 残課題あり」に記載したとおり以下です:

エクセルシャノンさんのパンフレットに色別の特性が記載されていて選択の参考になります。以下に引用します。

上記の通り、日射熱取得率・可視光透過率・紫外線カット率が記載されており、波長ごとに遮蔽率にかなりの違いがあることが分かります。例えば「ESクリア」に対して「グリーン」は、可視光で2倍程度の遮蔽率(100-53.3=46.7%カット:100-77.0=23%カット)ですが、紫外線は9倍の遮蔽率になります。恐らく可視光領域でも波長によって違いがありそうで、植物育成に必要な450nmと650nm付近の光がどの程度通るのかが見えないのです。

ここは今でも不明で、徒長しないかドキドキしながらの育成になりました。

 

蛇足ですが、昨年エクセルシャノンが「シャノンウインドNS50」という更なる高性能樹脂サッシをリリースしました。[日本初 断熱性能とデザインの両方を兼ね備えた窓シャノンウィンド NS50を使用のモデルハウスを建築 | ヤマト住建]・・・今から家を建てる人、いいなぁ。 

 

育苗の開始

さて苗に必要な日射ですが、育苗を始めた翌日の2月23日から3連休で雪山登山に行き、なんと肝心の窓はシャッターを下ろしたままの環境になりました。

つまり、スタートダッシュの時期に苗床は真っ暗という環境。(我ながら何してるんだ…)

 

そのせいか、無事に発芽したものの、若干ヒョロ長の感じが出てしまったので、慌ててメネデールリキダスで補強です。ちなみに、リキダスはハイポネックス ジャパンのYoutubeチャンネルを見て使い方を習得しました。

園芸塾の枝元塾長・・・面白いし勉強になります。ありがとうございます。

 

このリキダスが効いたのか、徒長気味であった苗が3月上旬には少しガッチリしてきた気がします。良かった。

ちなみに、前回記事で「種まき用のロックウール」と「培養土」との比較をしていました。初動こそロックウールが優勢だったものの、その後はトントンになっており、1か月経つと大差ありませんでしたので、苗床は「やりやすい方で良い」という結論です。

 

また、発芽率が不安で1ポットに2-3粒ずつ種を撒いたのですが、ほぼ全部で芽がでています。今どきの種の品質は素晴らしいですね。ただ、苗の数が過剰になってしまいますので、適宜間引いて選別していこうと思います。

 

そして春分の日が過ぎて暖かくなってきましたので、早めに明るい外に出してあげたい気分なのですが、まだまだ屋外は最低気温5℃以下になります。夏野菜の耐寒温度の限界は10℃の品種が多いので、当面は屋内で様子見ですね。試しに間引いたトマト苗を外に植え直してみたら最低気温2℃になり見事に枯れてしまいました。危ない、危ない。本命苗のお庭デビューは4月中旬まで我慢です。

それまでに庭を占めているブロッコリ・レタス・キャベツ諸々をどこかで見切り、土づくりを始めますので、そのときまた記事を書いてみます。

トマトの水耕栽培に必要なこと

さて、予想外に高い発芽率で苗数が過剰になったのと、暖かくなるまで待ちぼうけもツマラナイので、余った苗で水耕栽培にもチャレンジしてみることにしました。今回は我が家の食卓でニーズ上位なミニトマト水耕栽培に挑戦です。

 

レタスなどの葉物系の水耕栽培はお手軽な水耕栽培ポッドで既に実施済なのですが、トマトの水耕栽培は葉物野菜のように簡単にはできないようです。色々調べてみると、以下3つが必要ということでした。

  1. 10L以上の保冷容器(夏に大量に水を吸う+結果のために低温維持が必要)
  2. 水耕栽培用の肥料(ハイポニカなど必須栄養素を含むもの)
  3. 水ポンプ(酸素供給&水攪拌)

まず1の保冷容器は、近くの角上魚類で買い物をした時に綺麗な発泡スチロールを入手しました。水が15L程度入りそうなサイズで、水交換(補充)の頻度を少なくできそうです。念のためこれを洗って育成容器にします。

 

次の2の肥料ですが、これはチッソ/リン酸/カリの三大要素だけでなく、それ以外の必須栄養素も含んでいる必要があります。土耕栽培では土壌に含まれる微量な必須栄養素を利用できますが、水耕栽培には基本的に水しかないため、意識的に栄養素を補充する必要があります。水耕栽培といえばハイポニカが定番ですが、今回は手持ちの微粉ハイポネックスで代用してみます。

 

最後の3の水ポンプは、今回は安価でメンテ性の良いエアポンプで代用してみます。4月以降にベランダで育てることを考えるとコンセント無しで使えるものが望ましいため、太陽光で動作するWINGSOLAR製のハイブリッド ソーラー エアポンプ(Amazon 3,180円)を購入しました。これが優れもので、太陽光を当てるとポンプが動くだけではなく、余剰電力をバッテリ(エネループ単3電池)に充電でき、夜間はバッテリの電力で動き続けてくれます。非常にシンプルな構成で、故障してもDIY的にモータだけ自分で交換できるのが素敵です。

 

水耕栽培への移植

では早速セッティングしてみます。本当は一から水耕栽培用に育てた苗が良いのですが、今回は土で育てた余剰苗を使いますので、土の細菌が残らないように綺麗に苗を洗って水耕栽培に転身させます。

そして発泡スチロールに、微粉ハイポネックスを1,000倍希釈相当にした水を投入します。水の深さは根の1/2~2/3が埋まる位がよいとのこと。合計7Lほど入れました。

微粉ハイポネックスが水に溶け切っていませんが、園芸塾の枝元塾長曰く「仕様」とのこと。

溶けなくて問題ないようですので、最初に軽く混ぜて、そのまま放置にしています。

そして、今回は土で育った根っこから水耕栽培用の根っこに切り替える必要がありますので、ここでもメネデールリキダスを投入してみました。いろいろ混ぜすぎてEC値がターゲット値を超えているのではという心配もありますが、563円の激安ECメータの納品がまだのため、ハイポの希釈量を信じて様子見です。

 

で、発泡スチロールの蓋から苗が出るようスポンジで高さ調整してセット完了。太陽が出るとエアポンプも元気に動いてくれました。

3月は最低気温が低くベランダに出せませんので、2Fの2ndリビングの日当たりが良い場所に置いてみました。エアポンプはモータ音が大きく、現状は深夜はモータを止めています。ベランダに出せたら放置で大丈夫と思います。

 

水耕栽培の初心者なのにセオリーから外れることが多めな気がしていますが、このトマトがどうなるか、記録を残していこうと思います。

おまけ:観葉植物の現状

100均一のノーマル サンスベリアは無事に冬を越しました。株から離れたポイントに新芽(葉?)が出始めており、今年も順調に株増しできそうな雰囲気です。

 

冬から始めた変わり種サンスベリアは2種とも変化なし。まだ根張りが少ないと思われ、春以降の変化に期待です。

 

多肉植物は葉っぱに大きな変化がないのですが、一番手前のエメラルドフラッシュは、なんか髭のようなものが伸び始めてしまいました。

なんか、やってしまったか(!?) と思いましたが、近所のホームセンターに行ったら、どの子も髭が伸びていましたので、エメラルドフラッシュの仕様のようです。動きにくい多肉植物ですが、コイツは成長が分かりやすくて良いです。そして、脇から子どものエメラルドフラッシュも増え始めましたので、そろそろ株分けをしても良いかもしれません。いつか、吹き抜けの窓枠エリアが多肉植物で埋まる日が来るといいな。

 

夏野菜の育成シリーズ③に続く。

 

お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ

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