空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

注文住宅の1年点検と光熱費総括

注文住宅の引き渡し&引っ越しから1年が経過しました。

予定通り1年点検を実施しましたので、今回はそのことを記事にしてみます。そして、年間の総括と今後についても書いてみます。

─ 目次 ─

新居で1年暮らして

まず、年間を通して快適に暮らせたことに感謝です。昨年の賃貸時代を思い返すと、冬のテレワークは毛布を羽織って仕事したり、家の中でもフリースとモコモコ靴下が手放せませんでした。寝室とLDKは結露が凄まじく結露吸収材を色々試したり、今思えば中々大変でした。まぁ、これはこれで工夫のしがいがあって面白かったのですが。

昔の私は「厳しい環境で暮らした方が精神が鍛えられる」みたいな考え方でしたが、40代の体は無理が肉体と精神に反ってくるようになりまして、いつまでも若い頃のようにはいきません。今のタイミングで新しい暮らし方に移行できたのは、そういう頃合いだったということでしょう。生活にゆとりができたためか、野菜の育成にハマったり新たな試みも色々始められました。住まいにストレスがないと暮らし方も変わるんだと今更ながら実感した1年でした。

 

さて、そんな暮らしのベースとなった家ですが、放置すれば劣化していきますので、定期的なメンテナンスは欠かせません。

ということで、新居1周年記念と併せて1年点検の到来です。

いざ1年点検

点検と意気込んでも、半年前に6ヵ月点検をしたばかりですし、暮らしていて特に気になる所はありません。そこをプロの目で点検してもらうとどうなるか。

今回も6ヵ月点検の時と同じベテラン保守員の方が来られまして、点検用のタブレットで確認を進めてもらいます。

 

「空調、ヨシ。綺麗に清掃していただいてますね~」

「見切り材、ヨシ。見切り板を踏まないようにすると長持ちしますよ~」

「戸の建付け、ヨシ。」

長期優良住宅用の点検項目があるのでしょうか。かなり細かく見ていきます。異常は無いだろうな~と思っていたら、「要補修の箇所を見つけました」とのこと。

おっ、どこだろうと聞いてみると、トイレのクロスの入隅が少し開いているとのこと。え、良くわからないんですが、と聞いて改めて観察してみると、確かにトイレのクロスの入隅部分が少し開いてる気がする。で、チョイチョイと補修してしまいました。流石プロ。てか、全然気が付かなかった・・・。そんな細かいところまで直すんだ。

その後に配管とか外回りとかもチェック頂いたのですが、その他は全く問題なしでした。全体的にとても丁寧に使っていただいていますね、とのこと。夏冬通して一定の温湿度コントロールが良かったのでしょうか。

 

さて、点検時間は2-3時間だったのですが、実は点検は半分で、残り半分は私のDIY家具達に興味津々といったご様子。え、これウチ施工じゃないの、とか、建具屋さんより丁寧だよ~、とか。色々お話してしまいました。この椅子の強度の出し方いいですよねとか、檜の格子の揃え方が綺麗ですねとか、水回りは比重の重い木を使っているんだーとか、てへへ。お世辞とは分かっていますが嬉しいです。ということで、今回は点検よりDIY話に花が咲いてしまった気がします。

 

なにはともあれ、大きな不具合が無くて一安心です。また次回よろしくお願いします。

年間光熱費

引っ越して1年が経過しましたので、光熱費がどう変わったのかも確認してみることにしました。我が家はオール電化なのですが、相変わらず電力プランは昔ながらの東京電力 電灯Bです。(この電力プランはいずれ見直したいところなのですが、あまりモチベーションが湧きません。夏野菜の畑準備がひと段落したら再検討しようと思います。)

で、この電灯Bの電気使用量をTEPCOのWebサイトで見ることができますので、まずはそのグラフを確認してみました。

夏は24時間エアコンを動作させて除湿しますので電気使用量が多いですが、エアコンを間欠運転している2月もそれと同じくらいの電気使用量です。やはり内外温度差の大きい冬はエアコン負荷が高いのと、冬は太陽光発電の時間が短くなることが大きいのでしょう。2月から夏野菜の育苗のためにエアコン温度を高めにしたことも影響ありそうです。

ただ、それでも電気使用量は多い月でも200kWh台で、第2段階料金内(1万円未満)に収まりました。引っ越し前の冬は価格の上がる超過(第3段階)料金到達で1万円超えが当たり前(政府の電気補助金の無かった一昨年は2万円!)でしたので、ここは高断熱化した目論見通りです。

 

実際の年間光熱費を、2022年度(2022年4月~2023年3月)と2023年度(2023年4月~2024年3月)で比較してみますと、

約10.6万円ダウンで半分以下になりました。ちなみに2022年度は電灯Bの燃料費調整額が低く抑えられた時期でして、2023年6月からは規制料金変更で電気代が値上げされていますので、真の費用はこれ以上の差になります。

コストダウンをローン期間の30年で考えますと累計300万円以上の差になりますので、東京ゼロエミ住宅の断熱住宅補助金(240万円)より大きいですね。しかもこれに、自家消費で余った太陽光の売電がオマケで加わります。

ということで、断熱気密の向上は快適性が向上するだけでなく、費用削減にもつながり、コスパ最高という結論でした。

 

2年目の暮らし方

1年間が過ぎて、エコキュートやエアコンの効果的な使い方も分かってきました。今年は、その経験を元に暮らしに合わせて自動化のチューニングをして更なる進化をしていこうと考えていましたが・・・、このタイミングで国土交通省が住まい方の手引きを公開したようです。

省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド

 

副題として「高機能な住宅の性能を発揮させる 25 のポイント」とありますね。国がこういうのを出すのは初めて見ました。ちなみに手引きは「断熱性能等級6以上の断熱性能を有する住宅を対象」としているのですが、我が家はいわゆるHEAT20 G2.5で断熱性能等級6.5相当になりますので、バッチリ該当する住宅になります。

25項目と数が多いですので、今まで気づかなかった新たな視点が得られるかもしれません。これは自動化のチューニングより面白そうです。こちらも電気料金プランと併せて、早めに整理してみようと思います。

 

お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ

#ヤマト住建公式アンバサダー

#yjオーナー