空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

節分の上高地を歩く

2月3日の節分に上高地を訪れました。昨年2月5日にも上高地に行きましたので、ほぼ1年ぶりの訪問になります。

今回は、猿との遭遇と節分というイベントがありましたので、そのことも書いてみます。

─ 目次 ─

ロケーション

上高地は長野県松本市景勝地で、標高は1,500m。

上高地の入り口となる釜トンネルは、一般車の入場が制限されています。夏は沢渡から上高地へのバス/タクシーが利用できますが、冬季はこれも不通になり車で入ることができません。しかし、徒歩なら釜トンネルを進めますので、今年も歩いて上高地入りして明神池まで散策してきました。

釜トンネル~大正池

2月3日の天気予報は9時まで曇りでしたが、7時の時点で雲が消えつつありました。天気前倒しがありがたいです。今年も例年のごとく暖冬と言われますが、やはり朝は冷え込み樹氷がしっかり付いていました。

 

大正池に到着。2月なのに池が凍っておらず、かつ凪状態というミラクルコンディションで、湖面に穂高連峰の山々が綺麗に映りこんでいました。美しい・・・。

大正池河童橋

しばらく積雪がなかったためか、固めの雪での散策になりました。雪を踏み抜いたり深く潜ることはなく、カンジキが不要な路面状態です。雲だった水分が凍結したのか、きれいな雪の結晶が空から舞ってきました。

河童橋に到着する頃には、雲一つない快晴に!

冬の穂高は一段と美しい・・・。

 

河童橋~明神池

河童橋からも昨年と同じルートで明神池を目指します。ここで猿の群れに遭遇し二匹が近くに来ました。左のボス猿(?)は人を意に介さずという雰囲気でしたが、右の子分(?)はこちらに睨みを効かせて警戒しているようです。

 

警戒しつつも人は慣れっこなのか、のんびりグルーミング始めました。子分(?)の目は真剣そのもの。

「先輩、ここ痒いでしょ」

 

「痛てっ!」「わりぃ」

 

「日なた暖か・・・」

 

「コラ、こっち見んな」

 

 

・・・そして無事に明神に到着。

明神池

今回は明神で昼ご飯。節分ということで、今年は豆を持ってきてみましたが、年を重ねるたびに歳の数だけ食べるのが大変になりますね・・・。

それと金沢のお土産、茶菓工房たろう「はなことたろう」も頂きました。抹茶カステラにカカオチョコの羊羹を結合。美味しいうえにカロリーたっぷりで、山に最適です。

昼は少しのんびりタイム。風がなく日射もしっかりで、なんか歩いていると暑いくらい。明神の散策をしてみると二之池も凍っておらず、ここでも湖面に反射した風景を楽しめました。

 

いつか明神岳に登る! (ビシッ)

明神橋大正池

昼休みを終えたら、明神橋を渡り左岸を歩いて帰ります。振り返ると尖がった明神岳がカッコよく、そして名残惜しい。

 

河童橋まで帰ってきました。南から太陽が入り、穂高の山々が良く見えますね。ここ最近は暖冬の年が多いですが、今年は例年よりも更に積雪が少ないようです。

 

ちなみに、下の写真は去年の2月5日の河童橋。やはり山の地肌の見えている面積が今回より少ないです。

温暖化で冬が暖かくなるのは助かりますが、雪山は残ってもらいたいのが悩ましい。

大正池~釜トンネル

ここからは来た道と同じ道を戻ります。大正池から見える穂高を目に焼き付けました。

また来年くるぞ~。

 

下山後

夕食は上高地での恒例になりつつあるステーキハウス 「バイソン」へ。17:30の開店と同時に向かいましたが、すぐに一杯になりました。流石ですね。

今回は3名グループなのですが、なぜかプレートは4皿・・・?

アメリカンステーキ、ガーリックステーキ、ランプステーキ、トルネードステーキをそれぞれ3等分して美味しく頂きました~!

今回のルートは標高差が400mで山登り感は無かったですが、歩いた距離は約30km。疲れた体にステーキの脂が浸み込みました。上高地に来たら、また寄ります。

 

上高地の散策の詳細記録はこちら。