空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

猪苗代湖の周辺で雪山歩き

2月23日から3連休を利用して福島に行き、猪苗代湖の周りの雪山を歩いてみました。1日目は猪苗代湖の北東にある安達太良山、2日目は北にある西吾妻山です。3日目は猪苗代湖の周りを観光して帰ってきましたので、今回はそのことを書いてみます。

─ 目次 ─

ロケーション

猪苗代湖福島県会津若松市郡山市耶麻郡猪苗代町にまたがる湖で、その北には磐梯山、その更に北の裏磐梯西吾妻山、北東に安達太良山があります。今回は天気が微妙な初日に足慣らしの安達太良山へ、天気の良い2日目に本命の西吾妻山へ登ってみました。

 

1日目は安達太良高原スキー場からメインルートを通って安達太良山の山頂へ行きます。

安達太良山

今年は暖冬の影響で、ピークシーズンにもかかわらず安達太良高原スキー場の積雪量は25cmと非常に少なく、山頂に向かうゴンドラは停止していました。このため、初日はスキー場から歩いて山頂に向かいます。

例年なら木々に雪が積もっているのですが、今回は枝の雪が解けて氷の塊になっていました。

2月にコレは、なかなか珍しい景色です。

 

さて、当日は西風の強風予報でしたが、東から登るメインルートは西にある安達太良山が風を遮ってくれまして、先程の氷のオブジェを楽しみながら平和に登ることができました。

 

しかし稜線まで登ると安達太良山の遮蔽が無くなりますので、予報されていた爆風が襲ってきます。山頂下の指導標の氷柱も斜めになっていて、景色も真冬の様相ですね。

山頂までの道は風に耐えながらになりましたが、無事に山頂に登頂できました。

稜線より下に降りるとまた無風になり、歩いていると暑いくらい。風ひとつで様変わりする雪山は面白いです。

1日目その後

下山後は温泉に入り、そして翌日に備えてエネルギーを傭えるべく焼肉へ。予約した牛豚馬鶏 二本松店に開店と同時に入り、牛タンや壺ステーキを堪能できました。

夕食後はホテルに宿泊して明日に備えます。ちなみに今は福島県の「来て。」割(通称「福島割」)のキャンペーン中で二人で6,000円オフ。とてもお得です。

 

2日目 ロケーション

翌日は「スノーモンスター」で有名な西吾妻山。グランデコスノーリゾートから登れますが、こちらのスキー場は積雪量160cmでゴンドラも動いていますので、登りはゴンドラ利用で山頂駅から歩くプランです。

ルートはこちら。

まったり朝食

2日目の朝はホテルで食事。「山登り前ご飯派」としては、パンではなく納豆ご飯が食べられるのは嬉しいです。

朝食時に天気を確認してみると、午前は曇りベースで午後から良くなる模様。ということで、山は早出が基本なのですが、ビュッフェでゆっくりパンとコーヒーも頂いて、まったりな朝になりました。

 

西吾妻山

ゆっくりホテルを出て混雑するスキー場に着き、ゴンドラに乗って山頂駅から歩きだしたのが10:30。かなり遅めでしたが、この時間でもまだ雲が多めです。稜線まで歩きましたが、登り中は空も真っ白でした。

広場に出ると方向感が鈍ります。

 

さて、これまで雲の中を登って来ましたが、これが山頂に近づくと、いきなり青空に!

暖冬の影響でスノーモンスターも例年より小ぶりなのですが、ミニなスノーモンスターを見ることができました。

 

西吾妻山は風も弱く、山頂で温かいラーメンも食べることができました。

美味しい。

 

昼ご飯を食べて少し散策したら下山です。

スノーモンスター達が遠ざかってしまいます。名残惜しい・・・。

 

帰路は山の中腹あたりも晴れてきて、青空に白い木々が映えます。今日は穏やかなコンディションで、最初から最後までゆっくり雪山を楽しめました。

 

最後はゴンドラ山頂駅にデポしたスキーとスノボーで下山。楽ちーん。

グランデコは雪がたっぷりあり、滑りも安心して楽しめました。

 

2日目その後

グランデコから南に進み、猪苗代湖の近くの宿に宿泊しました。2日目は2食付きにしましたので、温泉と夕食探しも不要で、のんびりできました。

もちろん今回も「福島割」を活用で6,000円オフ。助かります。

宿からは磐梯山の花火が見れるサプライズも楽しめました。

 

3日目 観光

最終日は午後に用事があったため、午前中に猪苗代の周りの観光地巡りをしました。良かったのは、国指定重要文化財になっている「天鏡閣」。

文化財の保存対象になっている建物は見るだけのものが多いですが、ここは椅子に座って写真を撮ったりできます。木造2階建ての建物で、延べ床面積:280坪という広さ。玄関ホールの大きさに我が家が収まってしまうのではないかというスケールです。築100年を超える明治の家ですが、しっかり造られた建物は耐久性が違いますね。

内装も尋常ではなく作り込まれています。床ひとつとっても、手間のかかる(高価な)ヘリンボーンの更に上を行く複合デザインの床。この家を任された設計士さんは、さぞ楽しかったのだろうと思います。

 

そんな明治時代の気分のまま、次は西の会津若松 七日町通りへ。

こちらもレトロ好きには堪らない場所です。年季の入った店が立ち並び、散策するだけで楽しいです。今回は、末廣酒造さんで甘酒の酒粕を買い、

太郎庵さんで、ケーキセットを頂きました。

ケーキは、めちゃボリュームあって美味しい。




さて、今回の旅では栃木で大谷石の「てまり窯」タンブラーやマグ等もゲットできました。

大谷石というと、外構工事でよく見る風合いのある石板というイメージが強いのですが、この「てまり窯」はその大谷石釉薬にした器で、シックな質感がとても良いです。

 

下の写真は本当は爪楊枝入れなのですが、我が家では玄関ニッチのオブジェになりました。

かわいい。


今回の雪山歩きの詳細記録はこちら。