空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

雪の上高地

2023年2月5日に雪の上高地をスノーハイクしてきました。今回はその記録を。

─ 目次 ─

ロケーション

上高地は長野県松本市景勝地穂高連峰のおひざ元になります。夏のシーズン中は沢渡~上高地シャトルバスが出ていますが、冬はトンネルを封鎖していて車での移動はできません。ということで、今回はちょうど駐車場を無料開放されている坂巻温泉さんから歩いて散策をしてきました。坂巻温泉さん、ありがとうございます!)

出発に備えて

前日2月4日(土)は新築工事の見学をしたのち、外構工事の打ち合わせのため相模原へ。その後に圏央道→中央道を走って夕方4時過ぎに宿泊予定の塩尻ICに到着しました。

目的地に近い松本ICではなく、なぜ塩尻なのか。それは塩尻には「クア・アンド・ホテル信州」という健康ランドがあり、3:00AMまでにチェックアウトすると1,540円という破格で半宿泊できるためです。ということで、到着してすぐにサウナやジェットバスで体を温め、浴衣に着替えて食事や休憩室(漫画喫茶?)でのんびりした後、仮眠室でひと眠りして3時ちょい前に宿を出発したのでした。予想外に寛げて、とても良いホテルでした。

散策の当日は定番「すき屋」朝食と、その後にコンビニでのラーメン具材調達を経て、坂巻温泉へ。ここに車を停めて上高地へ出発です。

駐車場の到着は5時で、綺麗な星が見えていました。これは快晴の予感…!

坂巻温泉大正池

冬用の装備に着替えて出発。いつもはバスでトンネルを抜けて上高地入りしますが、今回は徒歩です。トンネルは釜トンネルと上高地トンネルの2つがありますが、トンネル内は雪も凍結もなく、とても歩きやすかったです。トンネルの間は雪がありますが、程よく締まっていて、こちらもアイゼンなどは不要でした。

そしてトンネルを抜けて大正池に向かうとモルゲンロートに照らされた穂高連峰が目に飛び込んできます。

・・・美しい。もはや、いうことありません。

来てよかった。

大正池~明神

大正池からは木道が整備されたルートになりますが、河童橋までは比較的高さのある木道ですのでルートは明瞭。歩きやすいです。

一方、河童橋から明神までの梓川右岸は、木道が綺麗に雪に埋まっているため道が分かりにくいです。

うっかり木道を踏み外すと腰まで踏み抜いてしまう個所もあり、慎重に歩きました。

穗髙神社奥宮

明神に着いたら、まずは穗髙神社奥宮に参拝です。鳥居越しに冬化粧をした明神岳が見られました。

拝殿の奥には明神池があります。結婚式の時に乗ったお舟は明神池にはなく、冬季は拝殿横に仕舞ってありました。・・・懐かしいです。

明神池は凪で水面が穏やかなため湖面に木々が反射し、こちらも美しいですね。

参拝を終えたら明神橋を渡って明神館へ。

明神橋を渡って振り返ると、橋の支柱が絵画のフレームのように明神岳を切り取ります。

この橋に込められた職人の思いを感じます。

昼食~帰路

冬のお昼はラーメン。今回は乾麺ではなく、ふるさと納税でゲットした生めんを持参です。

この生めんは茹で時間が40~60秒と短く、ガスを節約したい冬に良いですね。もちろん味はバッチリで、体も暖まりました。

帰りは梓川の左舷を歩き、まずは河童橋へ。

定番の構図ですね。真っ白な穂高連峰が眩しいです。あとは往路と同じように釜トンネルを抜けて坂巻温泉へ。

帰りは近くの竜島温泉 せせらぎの湯に寄りました。アルカリ性単純温泉で肌がスベスベになります。これが大人520円とリーズナブル。

温泉で暖まった後は夕食へ。山の後は肉メインということで、帰り道のステーキハウス バイソンさんに寄りました。雪道を26km歩いた後の空腹というコンディションだったこともあってか、これが本当に美味しい。

上高地に来たら、ここはリピート確定です。

快晴の上高地に来れただけでも幸せなのに、良い宿・良い温泉・良いステーキに巡り合えて、充実の雪山ハイキングになりました。

 

今回の散策の詳細記録はこちら。