空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

太陽光発電は冬至にどうなる?

今日は新居に引っ越してから初めての冬至です。太陽の南中高度は東京で約32°となり、1年で一番低くなります。太陽光パネル発電効率が入射角の観点で最も悪くなる時期ですね。年1回の機会ですので、今回は冬至太陽光発電の状況を確認してみました。

 

─ 目次 ─

太陽光パネル

我が家の太陽光パネルの積載量は3kWです。ファミリー向けに推奨される5kWを載せられると良いのですが、東京の戸建て住宅はなかなか厳しい。ただ、設計当初は2kW位しか載らないかもと言われていましたので、設計士さんと工夫して3kWまで増やすことができたことに満足しています。(とはいえ、昨年に注文住宅⑱BELS、太陽光発電、省エネ で「ペロブスカイトが安価になれば南西壁面に太陽光パネル(シート)を増設」と書いた通り、将来の技術進化で4~5kWへ増設することもコッソリ狙っています 笑)

さて、ファミリー向けとして3kWは少ないものの、我が家のような二人暮らしでは自家消費メインで考えると、実は良い塩梅の発電量にも見えていたりします。少し実態を見てみましょう。

引っ越し後の発電量

我が家はヤマト住建で建てておりまして、標準仕様でHEMS対応のためPanasonic製AiSEG2のモニタで電気の使用状況が簡単に確認できます。引っ越し後の記録写真にAiSEG2を写したものが残っていました。

日時は4月7日 9時13分。搭載している太陽光は3kWですが、それを超える3.4kWを発電してくれていますね。当時はエコキュートの昼沸かし設定をしていなかったので、朝食後の9時頃から手動でエコキュートを沸かすようにしていましたが、十分余力がありました。

その後の夏は、連続稼働する家電としてエコキュートの他に24時間連続稼働のクーラー(100-300W)、朝食後にまとめて行う食洗器(100-700W)、朝の着替え後の洗濯乾燥機(350W)、8:00-19:00位の仕事用PC群(100W)が主な機器で、変動はありますがMAX約2.2kW。太陽光が強く降り注ぐ時期は余力がありました。売電するので無駄にはなりませんが、ある意味やや過剰だったとも言えます。

冬至の発電量

そして12月になり、今日が冬至。今はエコキュートを自動で昼に沸かす設定にしていまして、稼働時間は外気温や消費湯量で変動しますが、冬は11時過ぎから14時くらいの3時間で沸かしているようです。スマホの自動キャプチャ記録を確認したところ、今日は11:20からエコキュートが880Wでフル稼働していました。それに加えて、食洗器(630W)と洗濯乾燥機(350W)が動き、2Fで仕事PC(100W)が動いていました。その時の、消費電力が2.0kW。

お昼前には食洗器と洗濯乾燥が完了しますので、連続稼働する家電群は11時台が日常のピークです。

で、その時の発電量が2.1kW。夏の発電量と比べると大幅ダウンなのですが、冬は24H稼働のクーラーが無いこともあって、使用量との対比でみると狙ったようにイーブン! ちょうどよい塩梅なのです。

 

ちなみに日中は日射取得で暖まりますので、暖房は室温の下がる夕方からスタートで良いのですが、太陽光で自家消費できる時間に家全体を過剰暖房で暖めることもできます。1Fエアコン(ノクリア)は、起動後しばらく800Wの大電力で動き、室温が24℃になると後は120W程度でエコ稼働になりますので、我が家は太陽光の自家消費が使えるうちにノクリアを初動させるように運用しています。(エアコンのオンタイマーをエコキュートが終わっている14:30にするだけ)

こう運用することで、3kWの太陽光を余すことなく自家消費に当てることができています。(売電は3,000円/月位になっちゃいますが、売電はオマケ扱いです・・・)

 

少し話が脱線しますが、月初の記事:加湿シーズンのための暮らしの切り替えで、湿度管理のことを書きました。冬至の今日は屋外の絶対湿度が写真の通り2.9g/㎥(11℃ 29%)と低いですが、加湿器無しで約50%の相対湿度が維持できています。先々週の記事:加湿器はいらない…?エコキュートの凍結防止措置としてお風呂のお湯貯めを始めており、これが湿度に対しても期待以上の副次効果になりました。お風呂の湯温が下がる朝に食洗器と洗濯乾燥機をスタートしている(水蒸気が発生する)ことも、バランスの良い加湿になっているのかもしれません。洗面所だけ相対湿度が55%と高めなのは、お風呂隣接なのと洗濯乾燥機が洗面所で動いているからだと思います。ということで、加湿器の購入はしばらく見合わせになりました。

2人家族はパネル3kWでもOK説!?

冒頭で、ファミリー向けに推奨される太陽光パネルは一般的に5kWと言われていると書きましたが、やはり暮らし方次第だと当たり前のことを再認識しました。一般的には恐らく4人での暮らしを想定していると思われ、単純に人数比にはなりませんが、二人暮らしは明らかに必要な電力が下がります。光熱費を下げるための高断熱高気密が効いていることもありますが、思ったより電気を使わないのです。

ということで、先の「ペロブスカイトでパネル増設案」も暫く見合わせです。もちろん、将来EVを買って太陽光で充電したり蓄電池で夜間電力も賄おうとしたら再検討になるかもしれませんし、エンジニアとして興味本位でパネル増設したくなるかもしれません。その機会があれば、また記事にしてみます。

 

お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ

#ヤマト住建公式アンバサダー

#yjオーナー