今回は、2月から開始した夏野菜の育成シリーズの第5回を書いてみます。
前回の育苗記事はコチラ↓
─ 目次 ─
夏野菜の育成状況
前回4月に夏野菜の苗を畑へ定植しました。この定植後のメンテは結構重要で、リキダスを定期的に与えたりして根の活着を促進する大事な時期なのです。が、前回記事に書いた通り、定植の翌週からゴールデンウイークの10日間の長旅に出て苗を放置するという暴挙に出た我が家。自動散水はセットしたものの、その後にうまく成長しているか正直心配でした。
で、結果的には定植後の放置で枯れることはなかったのですが、以下4点ほど課題が見つかりましたので、5月中にできる対策を実施しています。
- オクラ苗が低調
- ピーマン苗が低調
- ミニトマトの芽かき遅れ
- アスパラガスが低調
まず1のオクラ苗ですが、今年は5つの苗を植えおり、そのうち畑の一番端っこに植えた苗の調子が悪いのです。この端っこ場所は、水が溜まりやすい感じになっていまして、その土壌と自動散水のやり過ぎが原因の可能性があります。根本的にはその調査と対策が必要なのですが、5月は少々忙しかったので、現状は未解明です。オクラは遅め定植でもよく育つ野菜ですので、とりあえず1苗を購入して苗の入れ替えをしました。
せっかくの購入苗なので、珍しい赤色のオクラをセレクトしました。トマトとオクラは乾燥に強い(水が多すぎるとNG)のため自動散水の少な目ゾーンに植えており、今後は水を切らし気味に育てますので、以後は根腐れの心配なく育てばと思っています。もしダメなら、今年は4苗で育てて、端っこ箇所は土壌改良の調査をしてみます。
2つ目のピーマンは、これも畑の端っこ(オクラの対角)に植えた苗が弱いのです。ピーマンは、トマトほどではないですが水少な目が良い植物です。ただ、ピーマンの植え場所が、水多めのナスに近い場所のため、自動散水はトマトとナスの中間位の水量になります。ということで、やはり自動散水の過剰の可能性があります。とりあえず安全を見て、ピーマン苗を追加購入し、植え替え実施済です。
3つ目のミニトマトですが、流石に10日間も放置していると脇芽がどんどん出てきていました。ミニトマトは2(±1)本仕立てで育てますので、勢いの強い1番花の下の脇芽は伸ばしてよいのですが、それ以外の脇芽もかなり伸び進んでいたのです。
ということで、旅から帰った後に2本仕立てになるよう脇芽かきをしました。1苗だけ、トマトの寝かせ植えをした千果は、勢いのある芽が多く、3本仕立てで育成中です。
最後の4のアスパラガスは、今年始めた夏野菜というわけではないのですが、昨年植えたアスパラを冬に場所移動していまして、その勢いが弱いのです。一応4月に初アスパラを食べることはできたのですが、5月に入っても細いアスパラばかりで、本来2年目はもう少し収穫できるよう狙っていました。これは冬の間に根を切って移植したことが原因と思われます。10年ほど収穫できるアスパラは、つくづく最初の場所選びを慎重にすべきでした。移植の影響で更に弱体化してしまう可能性もありますので、近くのDCMでセール状態の売れ残りアスパラの苗を1つ調達し、追加で植えておきました。今後の様子見になります。
その他のキュウリ・ナス・万願寺トウガラシは順調でした。
キュウリとナスは、低い位置の小ヅルや脇芽を伸ばさないよう芽かきだけしています。
カボチャも実がつき始めました。
カボチャは親づると子づるをそれぞれ1本の2本仕立てで育成予定です。
夏野菜は5月はまだまだ育成段階で、収穫は6月からぼちぼちの見込み。しばらくは芽かきと誘因作業で様子見しましょう。
水耕栽培トマトの状況
こちらは半放任栽培で育成していることもあり、非常に樹勢が強いです。4月時点では一番花の下の脇芽のみ分岐した二本仕立て状態でしたが、今では12本仕立て状態まで脇芽が増えています。流石に増やしすぎな感もありますが、16本くらいまでは放任を続けてみます。
背丈もバルコニーに設けたG-Funの1900mm支柱トップに届いてしまったため、左右に誘因して展開中です。もう少し葉が増えれば、バルコニー窓の日射遮蔽ができるようになりそうです。夏に向けて日陰ができるとちょうど良いですね。
畑の方の千果はまだ小さかったですが、こちらの水耕栽培は実も大きくなり始めましたので、液肥の濃度を2,000 μS/cm~2,500μS/cmに上げて糖度を調整中です。
根もなかなか旺盛で、水の吸い上げが順調なのか、毎日1L以上の液肥が減る状況になりました。いま10日間の旅に出たらアウトですね。
ちょっと根が張り過ぎて、酸欠にならないか心配なところではあるのですが、太陽光発電のエアポンプを信じましょう。
おまけ (観葉植物)
クリスタルプランツ達はあまり変化が無いのですが、右のエメラルドフラッシュは子株が増えてきたような気がします。3月の夏野菜'24-②の時は謎の髭が伸びていましたが、初夏になったところで髭もなくなりました。
その代わりなのか「五重の塔」に髭が伸び始めています。
これもしばらくしたら無くなると思いますので、気長に見守ることにします。
サンスベリアは、右の大鉢の100均苗が、ますます株が増えて大きくなりました。
左の中鉢のミニサンスベリアは今まで2種とも動きが無かったのですが、その中のツンツンのサンスベリア(フォーク)が、なぜか親株から離れた場所、というか隣のモリモリのサンスベリア(マライカ)の陣地で新芽を伸ばしてきました。
フォーク側にも空地があるのに、なぜマライカ側に行ってしまうのか…?
小さい品種なので一鉢に2種を植えましたが、これだと将来ゴチャゴチャになる可能性もあり、今は様子見ですが今後の伸び方次第で鉢分けしてみます。
以上、5月状況でした。今後も定期的に野菜たちの育成を観察・記録していきます。夏野菜は6月に収穫が始まるといいな。
夏野菜の育成シリーズ⑥に続く。