空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

西日本の旅 - 大山、秋吉台ほか

前回記事で書いた通りGWに西日本へ車の長旅をして、秋吉台の散策と大山の登山をしてきました。行程は4月26日(金)の夜に東京を出発し、淡路島~徳島~倉敷~尾道4/30:秋吉台~角島~出雲~5/2:大山高野山~奈良を巡り、最後に実家静岡に寄って5月6日(月)に東京に戻る2,600kmのロングコースになります。

このブログでは大山と秋吉台の山行を中心に、観光のことも記録しておきます。

─ 目次 ─

登山その1- 大山(だいせん)

今回の旅の最大の山登りは大山(だいせん)。鳥取県大山町にある標高1,729mの美しい独立峰です。中国地方の最高峰で100名山にも選ばれており、人気の山ということで複数のルートがありますが、今回は大山弥山を取る夏山ルートで登りました。

大山に備えて

今回は大山に近い大山バックパッカーズに前泊しました。ここは早朝出発に対応できるセルフ式の朝食付きという山行に最適なゲストハウスで、しかもGWにも拘らず大人2人で合計8,400円という超コスパ。大山に行くなら超おススメです。

6時前に起きるとオーナー自家製の食パンが1ファミリーごとに1斤ずつ用意されていて、いろんなジャムで美味しく頂きました。ほか、卵、ヨーグルト、コーヒーがあり、加えて持ち込みもOKですので、サラダとウインナーを追加して登山に備えます。

 

この宿から登山口までは車で10分ほどです。駐車場は広大で、7:30という遅め着でも空き多数でした。良かった。

夏山道登山口~大山頂上

駐車場から夏山登山口までは徒歩10分ほど。

大山は信仰の対象であったことから神社仏閣が多くあり、登り口は山道というより参道ですね。

スタートは参拝ルートにありがちな階段多めの登り道です。頑張りましょう。

 

参道を進むと大山寺阿弥陀堂が見えます。駐車場から距離があるため一般の観光客は少なめですが、実は重要文化財指定だったりします。

平安初期に創建されたものが室町時代に倒壊し、1552年に建て直したとのこと。屋根がカッコイイ。

 

参道を終えても階段の山道が続くのですが、今の時期の夏山ルートは緑がとても豊富で、苔マニアには嬉しい道が続きます。

山頂の手前で山岳救助隊が駆け上っていきました。そして、山頂手前でヘリによる救出が始まります。

聞くと木道から落ちてしまった模様。ケガをされたようですが、無事に救出されて一安心。

 

最後は快適な木道を歩いて、山頂へ!

大山の西側山頂の弥山です。奥には大山の本ピーク(?)である剣ヶ峰が見えます。ただ、弥山から剣ヶ峰の稜線は難ルートのため、今回は見合わせしました。いつか剣ヶ峰に行きたいな。

 

山頂から北には弓ヶ浜が見えます。良い天気になりました!

コーヒーでまったりしながら、日本海の眺望を楽しめました。

大山頂上~大神山神社

下りはピストンを避けて元谷・下宝珠越分岐で大神山神社方向へ進み、ぷちループコースにしてみました。

こちらも階段が多めルートです。

 

往路の夏山ルートとの違いは、麓付近に下りた時の眺望。こちらは河原から大山の迫力ある北壁全体が一望できます。

この眺望を見ながら軽めの昼食にしました。

 

下りルートも渓流沿いのため苔が豊富で、小さなキノコも健在。良いですね。

 

最後は大神山神社で参拝。日射が暑いくらいで、日陰が心地よく感じる時期になりました。

この大神山神社は駐車場からのアプローチもしやすく、観光客が多めです。

大山おまけ

下山後は大山の南東40分程にある「ひるぜん大将」でジンギスカン。食べ放題に備えて昼食を軽くしましたので、お腹ペコペコで到着。

ラム肉が中心ですが、登山後の定番にしている牛肉や日焼け後のビタミンC補給に最適なフルーツ食べ放題も含まれているのが嬉しいです。パイナップルだけでどんぶり一杯食べてしまいました。美味しかった~。

 

大山登山の詳細はこちら。

登山その2- 秋吉台

さて、こちらは山登り感は少ないのですが、山口県美祢市にある秋吉台にも行きました。ハイキング系ではあるものの、若竹山~剣山~冠山~烏帽子岳~北山を繋ぐプチ縦走です。

秋芳洞秋吉台 烏帽子岳

まずは秋芳洞の洞窟探検です。洞窟はとても広く、ここだけでも歩きごたえあります。

秋芳洞エレベータ口から出てカルスト台地の散策開始です。この日は残念ながら雲多め。

ただ、天気が微妙なせいか人は少なく、GWなのに静かなカルスト台地を楽しめました。

 

天気が微妙だと、奇石や花に目が行きます。既にアザミも咲いていました。

 

オキナグサ。このモフモフが良い。

 

剣山。名前はカッコいいですが、尖った山ではなく、台地の小高い丘ですね。

 

冠山。雲がなければ、カルストの岩々が良く見えたはず…。

 

北の端にある烏帽子岳まで来ました。何かアルプスで聞いたような名前のピークが多いですが、烏帽子岳も「岳」と呼ぶには、いささか緩いピーク。気軽なハイキングになりました。

うん、雲が多い。いつか、快晴の秋吉台にも来てみたいな。

烏帽子岳~長者ヶ森

ここでもピストンを避けて、復路は北山を経由して長者ヶ森へ。そして、長者ヶ森駐車場にデポしておいた自転車にたどり着きました。

下山は美しいカルストロードを自転車で疾走するという、めちゃ爽快プランです!

秋吉台おまけ

ダウンヒルで麓まで走ったら、そのまま秋芳洞 安富屋さんに寄り「瓦そば」と「ごぼう麺」を頂きました。

山口県名物とのこと、美味しい。

 

ちなみに、秋芳洞は入口が3つあり、安富屋さんは最南端の入り口近く。車は中央入口に置いてあり、洞窟は再入場できますので、2度目の洞窟探検をして車を取りに行きました。

洞窟探検が終わった後は山口県の最西端「角島」へポタリングに行ったのですが、それは後述。

 

秋吉台ハイクの詳細はこちら。

そのほかGW観光

1日目(4/27) 東京~淡路島~徳島 鳴門、大塚美術館

初日はまず淡路島へ。GWの初日でしたが、東京を夜に出発したので大きな渋滞に遇わずに来られました。良かった。

SAで食事しつつ運転休憩です。朝から名物しらす丼。美味しいです。

 

そして、大塚国際美術館へ!

大塚美術館は3回目の訪問なのですが、あまりに展示物が多すぎて過去2回は見切れないまま終了のパターンでした。そこで今回は思い切って2日間枠にしたのと、事前に山田五郎 オトナの教養講座で絵画の歴史を予習したおかげで、余裕をもって深く楽しめました。

スタートは、システィーナ礼拝堂の天井画と正面壁画「最後の審判」を再現したシスティーナ・ホール。 入場して目の前にあるホールで、開館直後に入ったため、ちょうど詳しい解説を聞くことができました。初日からスムーズな流れで良い調子です。

大塚美術館では撮影した写真が多すぎて4GBのSDカードが旅の途中でいっぱいになるほどでしたが、ブログは画像で重くならないよう写真の貼り付けを厳選しています。実際は1日目だけで数百点の絵画を見たり触ったり。ちなみに、大塚美術館の絵画点数はなんと1,000点です。一日では到底回れませんね。

 

さて、大塚美術館のすぐ東には鳴門海峡があります。GW初日がちょうど渦潮のピーク日でしたので、お昼の渦潮ピーク時間に大塚美術館を一時抜けして遊覧船で渦潮見物にきてみました。

渦潮を目の前で見ると、強め潮風との相乗効果もあってか、なかなかの迫力でした。午前は絵画三昧でしたので、よい休憩になりました。大塚美術館は再入場可能ですので、渦潮の後は大塚美術館に戻り、閉館時間いっぱいまで絵画鑑賞。いや~初日からたっぷり堪能できました。

 

夕食に検討していたお店に連絡すると、なんと改装中で明日オープンとのこと。急遽、海沿いでお店を探し「魚大将」さんへ。予約客で混んでいましたが、カウンターはギリ空いているとのことで、すぐに入ることができました。

瀬戸内海のお魚、美味しい。

そして、初日は海沿いの民宿に泊まりました。

2日目(4/28) 徳島 大塚美術館

民宿の目の前の海岸から日の出が見られました。幸先が良いです。

朝焼けは天候不順の予兆ですが、今日は天気が持つ見込み。朝は快晴でした。

 

さて、四国に来たら、うどん。昨年の四国旅では一日まるまる香川のうどん三昧デーを設定しましたが、今回は2日目が四国のラストチャンスです。ということで、朝6時からオープンしている「たむら」うどんで朝食です。シンプルなのに、ホント美味しい。

今回は2日目をオール大塚美術館デーにしています。昨日と同様に大塚美術館の開館9:30から閉館17:00まで、絵画をたっぷり堪能します。(写真は多すぎてバッサリ割愛)

 

お昼に合わせてモネの大睡蓮へ。満開は6月ですが、小さい花は既に咲いていました。

このスイレンの広場の横でカレーを頂きました。

美味しい。

 

今回は10年ぶり位の3回目の大塚美術館でしたが、やはり予習しておくと楽しさ・深みが全然違いますね。最近は聞き流しできる教養系YouTubeもネタが豊富ですので、BGMとして移動中でも聞けます。ぜひ、事前インプットがおススメです。

山田五郎さんのYouTubeで予習しすぎると、脳内に'ほのぼのBGM'がリピートすることがありますので、そこだけ要注意です。

3日目(4/29) 岡山 倉敷 美観地区 ~ 広島 尾道水道

3日目は本当は「しまなみ海道」をポタリング予定でした。全区間の走破はハードですので、昨年往復した今治生口島までは走らず、尾道から生口島まで走って去年のルートに繋げようと思っていたのです。

が・・・あいにく4/29は尾道の天気が悪い。(昨日の朝焼けが正しかったということか!?)

 

ということで予定をプランBに変更して、雨の降り始めが遅い倉敷 美観地区の観光に切り替えてみました。

倉敷に来てみると、これが想像以上に良いのです。朝から古風な喫茶店でモーニングを頂くことができ、その後は大事に残された古い町並みを散策しながら色んなお店を見て回りました。

倉敷は国産ジーンズ発祥の地で、デニムストリートというものがあります。ここで、倉敷の記念に倉敷デニムの生地をゲット。家に帰ったらデニムを玄関収納のDIYに使ってみます。

また、倉敷は日本の帆布生産の約7割を誇る一大拠点ということで、併せて「倉敷帆布」の一点物キャンバストートバッグも入手。購入時にスナップボタンの追加をお願いしたら、その場でササっと取り付けてくれました。工房が併設されたお店ならではの対応に感謝です。

倉敷の最後は阿智神社へ参拝。境内では綺麗な藤も見られました。倉敷は今まで見たどの美観地区より規模が大きく、半日では足りないボリューム感でした。ちなみに美観地区には車で入りにくいと思い、ローカル線で倉敷に一駅の無人駅からアプローチ。プチ電車旅も味わえました。

 

午後は、当初予定していた尾道へ。しまなみ海道は見合わせになりましたので、いの一番に訪れたのは尾道ラーメン「しょうや」。

わたし好みの背脂&チャーシューてんこ盛り+パラパラ焼き飯にタマゴ乗せという迫力。もちろんメチャ旨でした。

 

その後は、尾道水道の渡船を乗り継いでみました。小さな渡し船に車ごと乗り入れ、ドンブラコと対岸に渡ります。移動手段というより、もはやアトラクションですね。

ここで驚くのはその運賃。最初の渡し船は、車1台+運転手=130円、同乗者100円で、計230円! 午前の電車旅は片道2名420円でしたが、車も乗せられるフェリーが電車より安いとは…。

 

渡し船の先では、島を一周して厳島神社めぐりをしてみました。厳島神社というと、広島県廿日市市安芸の宮島がメジャーですが、尾道にも向島厳島神社岩子島厳島神社があり、こちらも海に鳥居が建てられています。静かな厳島神社を楽しめる隠れスポットでした。

4日目(4/30) 山口 秋吉台~角島

この日は秋吉台の散策。ハイクは冒頭に詳細を書きましたので省略です。

で、秋吉台の散策と洞窟探検の後に車で西に移動しまして、夕方に山口県の北西端の「角島」へ来てみました。角島展望台の駐車場に車を停めて、自転車で角島大橋を渡ります。


橋を渡って、そのまま角島灯台まで走り、灯台に上ってきました。この日は山と海で自転車も堪能できて大満足。

5日目(5/1) 鳥取 出雲大社足立美術館

夜に山口から鳥取まで移動し、朝から出雲大社の参拝です。一応、古式どおり稲佐の浜に寄ってから徒歩で訪れてみました。もちろん出雲大社の紹介資料や、古事記/日本書紀の教養動画で予習済。

出雲大社の最初の印象は、拝殿でか! 注連縄のサイズ感やば! でした。

うむ、教養動画で予習した意味ないな・・・。

その後、途中で地元の説明大好きおじさん(?)に引っ掛かりつつ、紹介されたおススメスポットを見に行ったり、倉敷に続いて古民家ベーカリーで朝食を買ったりして出雲大社とその周辺を散策しました。

 

お昼は出雲市の東端にある宍道湖の横「かくれ庵」へ。

そば、美味しい。

 

午後はさらに東の安来市へ移動し足立美術館へ来てみました。ここは美術品の展示も当然あるのですが、目当ては庭園。

素晴らしく手入れの行き届いたお庭に圧倒されました。

ここに来る前は、我が家の庭にフィードバックできる要素があればアイデアを貰おうと考えていましたが、夏野菜畑と果樹が大半を占めるマイ庭園とのギャップに、パクれる要素は皆無。素直に、庭園浴を楽しみました。

 

この足立美術館の推しポイントは、庭を見ながらお茶が頂けるところ。

アイスを食べていたら、あまりの心地よさにウトウトしてしまいました。

 

広い庭を見るのも良いのですが、和室の四角い窓で切り取られた庭も良い。陰翳礼讃ですね。

 

夜は米子市に移動し、「鮨 よし喜」へ。

やっぱ寿司はうまい。

6日目(5/2) 鳥取 大山 登山

こちらは冒頭の山記録に詳細を書きましたので省略です。

なお、大山を登り終えてから次の高野山までは、大阪をまたぐ300km超の大移動になりますので、渋滞を避けて夜移動にしました。

7日目(5/3) 和歌山 九度山高野山 (宿坊)

高野山では宿坊 無量光院さんに御護摩祈祷の体験を申し込んであります。渋滞ポイントの大阪 名神高速は夜のうちに抜けましたので、和歌山県でICを下りて道の駅「柿の郷くどやま」に車を置いて休憩。そして早朝に九度山の自転車散策に出かけてみました。

 

まずは紀の川の土手両岸をぐるっと散策し、そして柿の葉すし「九和楽」へ。(振り返ると、食べてばかりだな…)

バラエティセット的なメニューがありましたので、それを頂きました。美味しい。

 

ちなみに、九度山真田幸村が生涯で一番長く住んだ土地ということで、真田庵や真田の抜け穴という歴史スポットにも寄りました。狭い路地の区域ですので、自転車のアプローチが便利ですね。

 

朝のポタリングを終えたら高野山へ移動し、無量光院さんへ到着。11時からの御祈願に間に合いました。11時は私たち二人だけの申し込みだったようで、広々拝殿の真ん中にポツンと二人という贅沢な祈祷タイムになりました。最初はお経のハモリ効いてるなーと感動していたのですが、一人が花粉症気味の若い修行僧さんでして、途中からクシャミを耐えながらの読経。心の中で「頑張れ~」と応援しながらの祈祷になりました。良い思い出です。

 

さて、高野山には52の宿坊があり、泊まる宿坊以外にも手入れされたお庭を見て回ることができます。

どこの宿坊もお庭が素敵すぎて、足立美術館のデジャブではありませんが、我が家のお庭(畑?)にフィードバックできる要素は皆無。・・・いや、畑の畝に枯山水の模様を作ることはできるか!?

 

高野山には、宿坊の数以上に茶菓子屋もありまして、散策しながら、角濱ごまどうふ、焼きもち、かるかや餅を頂きました。(本当、食べてばっかりだ)

もちろん、高野山といえば奥之院ということで、弘法大師御廟・燈籠堂にも参拝。奥之院には弘法大師以外にも、豊臣家、織田信長明智光秀石田三成伊達政宗武田信玄上杉謙信などなど戦国時代の武将たちのお墓があります。敵味方入り乱れての集合具合ですが、それだけ弘法大師のファンが多かったということでしょう。参拝する観光客も、まとめて武士のお墓参りができてメチャ効率よいです。

あ、高野山には徳川家霊台もありますが、ここだけは奥之院から少し離れた場所にあります。家光が徳川家の特別感を出したかったということでしょうか。

 

そして無量光院に戻り夕食の精進料理。夕食と朝食は修行僧の方がお部屋に食事を運んできてくれまして、ゆっくり頂くことができました。

お部屋と言っても、普通の民宿では見られない襖があったりします。

無量光院は平安時代白河天皇の第四王子 覚法親王が創建しましたので約1,000年の歴史があるのですが、なにか空気が違いました。

夕食後は大きなお風呂で寛いだ後、明日に備えて護摩木(木札)に祈願を書いて就寝しました。

8日目(5/4) 和歌山 高野山~奈良 春日大社東大寺

翌朝は6:00から2時間弱の護摩祈祷の体験です。力強い読経で眠気が吹っ飛び、厳かな体験になりました。昨日は私たち二人だけでしたが、早朝の修行は人が多く、海外の方も20名ほど来られていたと思います。ご焼香の列が長く繋がり、皆さん思い思いの祈祷をしていました。

護摩祈祷の後は部屋で朝食を頂き、そして朝の高野山を散策。

今日も良い天気ですね。所々にある紅葉の木々のアクセントが美しい。高野山、良いです。

散策していると朝から開店している茶菓子屋を見かけ、さっそく入ってみます。

朝の空気は涼しく、温かいお茶と焼き餅に癒されました。

 

無量光院さんをチェックアウトしたら、奈良に移動です。駐車場に車を停めて、自転車で奈良中心に向かってサイクリングロードをポタリング。今回は藤が見ごろということで春日大社に来てみました。

鹿が祭られているのが奈良らしい。

残念ながら今年は温暖化の影響で藤が咲くのが早かったらしく、藤はもう終盤でした。また良いタイミングで来てみましょう。

 

春日大社に藤は無くても見どころは多いです。随所に歴史を感じられました。

 

もちろん、本物の鹿もいっぱい。山で遭うとレア感ありますが、ここでは日常過ぎて、鹿も人も警戒心ゼロです。

 

春日大社のお隣の東大寺も参拝。GWということもあり、東大寺はとんでもない人で、入るまでかなり時間がかかりました。

東大寺は30年ほど前に中学生の時に修学旅行で来たはずですが、イマイチ覚えておらず、なんか新鮮でした。

大仏、でか! (出雲大社から進歩ないな)

 

昼ご飯はどこも人が一杯で色々迷ったのですが、東大寺近くの「牛まぶし三山」にしました。

自転車のポタリングとお寺の参拝に時間をかけたのと、お店も20分ほど待ち遅めの昼食になったこともあってか、ほんと美味しかったです。締めのお茶漬けが最高でした。

 

そして春日神社にデポした自転車で道の駅に帰還です。GWの奈良の中心地は渋滞だらけですが、自転車ならスイスイ。

今回の旅では最大の自転車イベント「しまなみ海道ポタリング」は行けなかったのですが、それ以外の移動手段として自転車が大活躍でした。当初はレンタルで良いかなーと考えていたのですが、車に積んでくれば色々気軽につかえますので、持ってきて良かったです。

 

渋滞知らずの自転車には、もう1つのメリット「食べポタリング」があります。帰り道に「いちご農園フラウラファーム」を見かけ、昼食後のデザートに採れたてイチゴを頂きました。

採れたてでメチャ甘い! 良いイチゴです。

そして温泉でゆっくりした後に仮眠して、渋滞を避けて早朝に静岡まで300km移動したのでした。

9日目(5/5) 静岡 帰省、お墓参り

最終日は実家に帰省です。弟が前日夜から静岡駅前のホテルで同窓会をしていましたので、朝にピックアップして一緒にお墓参り。その後は、母からの「庭に段々の花壇を作りたい」というリクエストに応えるため、ホームセンターで資材を買ってDIYしたり、土間掃除用に高圧洗浄機(ケルヒャーK2)を買ってきて試してみたりと、既に夏の日差しになった静岡でまったり過ごしたのでした。

10日目(5/6) 静岡~東京 帰還

最後の移動も、お決まりの早朝移動。渋滞ゼロで無事に東京に帰ることができました。
一番心配していたGW前に植えた苗は、自動散水のおかげで無事に育っていました。

そして10日間の非日常が終わり、翌日から日常が始まります。暫くは、忙しくなりそうな本業と、野菜の苗管理に没頭することになりそうですが、日常こそ人生の最大の冒険。楽しんでいきましょう。