空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

注文住宅㉔保険について

今回は注文住宅 - ローコストハウスメーカーで冬暖かく夏涼しい家を建ててみるシリーズです。

内覧(施主検査)は明日、その1週間後には引き渡しと引っ越しが迫っていますが、ここに至って未決定なアイテムがあり急ぎ検討しました。それは、保険。

─ 目次 ─

火災保険の検討

新築住宅に火災保険は付き物です。正確には、住宅購入時に住宅ローンを利用すると火災保険の加入が必須になります。我が家も住宅ローンを使用していますので、火災保険の加入が必須なのですが、これが引き渡し8日前なのに決まっていません。

住宅ローンは、りそな銀行さんにしています。火災保険の提案は、りそな銀行さん提携の保険サービス会社から2社と、ライフプランナーさんから頂いた1社の以下3社で相見積もりして検討しました。

火災保険の条件

火災保険は保険対象の建物保証額と家財保証額で金額が大きく変わります。そして火災保険には保証額以外にも保険料に大きく影響するものが2点あります。1つが建物の構造、もう1つが水災保証です。

1つ目の建物の構造ですが、我が家は省令準耐火構造のためコンクリート/レンガ造と同様にT構造扱いとなり、火災保険料が約半額になります。省令準耐火はハウスメーカさんの標準仕様のため、無い場合とのオプション金額比較はできないのですが、省令準耐火のために標準に含まれているであろう建築費は多少還元されます。

もう1つの「水災保証」の有無ですが、水災保証を付けると約1.6~1.7倍の見積もり金額になります。ここは正直悩ましいです。我が家は、引っ越しの理由の1つが現賃貸のハザードリスクでしたから、土地選びの時からハザード外を選択しました。このためハザードマップ上の浸水リスクは浸水0cm地域なのですが・・・目の前に川があるのです。ハザードマップもあくまで現時点の分析ということもあり、今後は地球温暖化等の環境変化で水災は増える気がしています。ということで、少し悩みましたが「水災保証」ありにしました。

ベースが決まりましたので、あとは支払限度額をどうするか決めることになります。建物価格はもう建て終わっている状況ですので検討外ですが、家財の支払限度額は変えられます。で、この家財が、当初の見積もりでは900万円になっていました。ウチに900万円も家財あったっけ・・・否、無い(断言)。

保健サービス会社のご担当者に電話をしてみると、何が家財に該当するかも教えてくれました。「家を逆さまにした時に、床などから離れるものが家財」であると。うん、分かりやすい。つまり、システムキッチンや据え付けカップボードだけでなく、エアコンや壁掛けテレビも家財ではなく建物になるということです。もちろん、家の外の車や自転車も対象外。そう考えると、家財ってたいしたものが無い気がします。

家本体以外で高めの買い物って家具だとダイニングソファーくらい? 家電で10万円を超えるようなものは壁掛けテレビを除くと冷蔵庫と洗濯機くらいか。洋服は高価なものは無いですし、家中の家財を合わせても100万円くらいで900万円は過剰に思えましたので、こちらは100万円に減額することにしました。

(→ 後から婚約指輪とかピアノとかパラグライダーとか思い出しましたが・・・保険で買い直すものではないかな)

 

この条件で、3社の比較検討をしたのですが、5年契約の保険料はほとんど同一です。僅差で東京海上さんが最安という状況。保険の中身もほぼ同じで、項目が似るのは当然としても、水災の免責45cmとか数値の仕様も同じで、まるでカルテルを結んでいるみたい。

というのも理由があり、保険業務は独占禁止法適用除外根拠法令の個別法に基づく適用除外(14法律・18制度)に該当し、保険カルテルという制度があるのです。各社の個性はオプションに現れてくるのですが、そのオプションも似たようなもの。比較しようと思いましたが、どうしましょうか。

ライフプランナーさんに確認したところ、(プランナーさんから提案頂いた保険会社ではなく)、最安の東京海上さんで良いと思いますというアドバイスを頂き、そのまま決定したのでした。

地震保険に加入すべきか

地震保険は住宅ローンの条件に無いため、そもそも入るべきかから検討になります。我が家は耐震等級3で倒れにくいのに加えて制振ダンパーevoltzもハウスメーカ標準で付いていますので、ここでさらに保険料を約2倍にしてまで地震保険に入る必要があるのかな、と。

ただ、地震保険は自分の家の倒壊・損傷だけを保証するものではありません。地震でお隣さんが倒壊して寄りかかってきたり、地震の影響で火事が起きて巻き込まれたら、これも地震保険が必要です。とはいっても、分譲地の近い方のお隣さんは全棟耐震等級3の桧家住宅ですので、倒れ掛かってくることは無さそうな気がします。一方、反対側のお隣さんは地元工務店さんで耐震等級は不明ですので、そのリスクを考えると一応入っておくべきか? うーむ、悩む。 最後はライフプランナーさんとも相談し、最初の5年は入ることにしました。

さて、地震保険も家財の保証額で保険料は変わりますが、損害保険会社の業界団体のWebサイト「地震保険|さあ、守りを固めよう。【日本損害保険協会】」に以下の記載がありました。

家財の買い替え・修理の平均値は約50万円とあります。改めて家財保証は900万円なくても良さそうな気がしてきました。

 

以上、火災保険と地震保険を色々勘案し、耐震等級3(地震保険半額)+省令準耐火構造(火災保険半額)で水災保証あり(火災保険60%増し)の仕様としました。そして、5年契約の保険総額は153,800円になりました。色々考えましたが、当初想定の保険金額に落ち着いたという結果になります。

団体信用生命保険(団信)

こちらは土地購入時点で決定済みですので今回の検討対象外ですが、保険関連として記録に残しておきます。

住宅ローンに必要な保険は建物の火災保険だけでなく、借主の団体信用生命保険(団信)への加入も必須になります。どちらも銀行が取りっぱぐれないようにするためのものですね。この団信は、土地購入当初はミニマムなもので良いと考え、金利の安い住信SBIネット銀行で事前審査を通していました。ですが、こちらもいろいろ調べるといろんな団信があります。団信は住宅ローンの競争原理が働いていて、各社いろんなプランを出してきているのです。そんななか面白いと思ったのが、りそな銀行団信革命(特定状態保障特約付住宅ローン)。惹かれたのは以下の条件でローン残高0円になるところです。

  • ガンの診断が出た時
  • 障害状態・要介護になった時

私の家は祖父と父がガンになりましたので、恐らくガン家系なのでしょう。ガンを考慮した団信の検討余地ありです。住信SBIなどのネット銀行の超低金利ローンの団信にもガン含む全疾病保障がありますが、長期入院の条件等が付いていて、例えば1年以上就業不能で初めて団信が発動します。父もガンで入院しましたが、ステージ4になっても2週間程度の入退院の繰り返しという状況でしたので、連続1年以上がイメージできません。おそらく、全疾病保障でガンによる団信が発動することは、ほぼ無いと思っています。一方、団信革命はガン発覚時点で団信が発動します。もちろんガン発覚後にすぐ亡くなるとガン団信の効果が薄まりますが、近い将来は血液1滴(マイクロRNA/腫瘍マーカー検査)での早期ガン診断/治療が普及している見込みもあります。そして、投資としての期待値として見ても、ガン団信はプラスになりそうで、選択しても良いかなと思いました。

もう1つの障害状態ですが、これが団信革命の一番の特徴と思います。団信革命のWebサイトの例ではスキー事故が記載されていますが、私も同じように(というか、より高リスクの?)パラグライダーや雪山登山をしています。通常の生命保険や医療保険ですと、フライト事故やピッケルを使用した雪山登山での事故は保証対象外ですが、団信革命はそれも含めての保険になります。もちろん普段から事故が無いように細心の注意で空を飛び山を歩いていますが、やはりリスクの高い趣味であることに違いはありませんので、保証される安心感はあります。

もちろん団信革命はメリットだけでなくデメリットもあります。それは金利。3月現在の金利を改めて調べてみると、住信SBIネット銀行は現時点で0.299%(!?)という超低金利を打ち出していました。

これと比べると、団信革命は給料振込口座指定割引とか色々つけても0.6%台前半でした。団信革命とは0.3%以上も金利差があり、この差分を自分で投資に回した方が良いのではと悩むレベルです。ですが、団信革命でも十分金利は低いですし、住宅ローン減税が0.7% x 13年あり逆ザヤ状態という状況でもありますので、最終的にはりそな銀行の団信革命で行くことにしました。

さて、住宅ローンについては固定金利と変動金利の2つかありますが、ここは金利上昇局面にある今でも変動金利一択でした。というのも、固定金利が高すぎるのと、日本において今後10年程度はそこまで金利が上がらないのではという見込みがあります。とはいえ急に金利が爆上がりしまう可能性はゼロではありませんので、その時はローン減税との兼ね合いもありますが、繰り上げ返済すると腹を決めました。

うん、保険とローンは人生最大の博打だな。

 

家を建ててみるシリーズ㉕へ続く

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家を建ててみるブログのシリーズ初回。

本文と直接関係ないですが、ブログの記事添削にChaptGPTを使うようになって修正がだいぶ楽になりました。AIですのでチェックに抜けあるかもだけど。

注文住宅㉓エアコン再々検討

今回は注文住宅 - ローコストハウスメーカーで冬暖かく夏涼しい家を建ててみるシリーズです。

家の工事は終盤を迎え、今週末に内覧(施主検査)、再来週に引き渡し&引っ越しとなりました。引っ越し用の段ボールも届き、ぼちぼち準備を始めている状況ですが、ここに至って再検討が必要になったものがあります。それが夏用エアコンです。

─ 目次 ─

夏用(2F冷房用)エアコンの予定は

エアコンについては昨年12月3日の記事「注文住宅⑭ 空調の事前検討」で詳しく記載しましたが、1F冬用は東京ゼロエミに準拠できるエアコンをハウスメーカさんに取り付けてもらっています。そして夏用は安価な流通品を引き渡し後に取り付けることにしています。この夏用エアコンについて、ブログでは「三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-X2222D (≒ MSZ-JXV2222)」が最有力で、99,800円 (kakaku.com 12/3時点)と書いていました。

HEMS接続のWiFiアダプタが別売りという点がマイナスですが、それ以外の性能から霧ヶ峰のXシリーズ(≒JXV)がベストという判断でした。

エアコンが一番安くなる3月になりましたので、予定通りこのエアコンを購入しようと再度お値段をチェックしてみると、最安ショップでは88,800円まで価格が下がっていました。(【MSZ-JXV2222 W】2022年 JXVシリーズ 単相100V 主に6畳用 - Yahoo!ショッピング) しかも標準5%のポイントに加え、5の付く日の購入で+4%、さらに一時的にYahooプレミア加入することで+2%の計11%のPayPayポイント付与(9,768円相当)となり、実質79,032円になります。かなりの割引額で、3月まで待った甲斐がありました。(と、この時点では思っていました)

エアコン購入手続きをしてみると・・・

さて、引っ越し後に新居に配送されるようオーダしてみたところ、なんと「こちらの商品は現在メーカー欠品中・納期にお時間をいただいており、納期の目安が事前に分かりませんでした」とショップから回答がありました。そういえば半導体不足で生産が縮小していましたが、まだ尾を引いていたのでしょうか。

夏用エアコンですので急ぎではないですが、納期に数か月かかるようですと夏(梅雨)に間に合わずマズイです。ということで、代替品を含めて調べてみることにしました。

 

1つは当時2番候補としていた「日立 白くまくん RAS-W22M」で、12月のkakaku.comで¥104,880だったものが現在3月は97,800に下がっていました。(日立 RAS-W22M 白くまくん Wシリーズ [エアコン (主に6畳用)] - XPRICE)

こちらは在庫があり当日配送もできます。値段も12月時点のMSZ-X2222Dより安価になっておりこれでも良いのですが、エアコンの耐久性(DAIKINと三菱電機が頭1つ抜けている印象)と再熱除湿時の低消費電力を考えると、やっぱり一度決めかけた霧ヶ峰が捨てがたい。

新機種リリース

ということで、もう少し調べてみると、ちょうど今月にMSZ-JXV2222の後継機種MSZ-JXV2223が発売されることに気づきました。冷房能力などは全く変わっておらず、ぱっと見は恒例の年度更新用マイナーチェンジでしたので、割高な新機種にするのは微妙かなとスルーしかけました。しかし、想定外の機能アップがあったのです。

HEMS接続のための無線LANが内蔵になってる!! 

(2022年のXシリーズはFLシリーズのように別売でした)

 

我が家はHEMS接続機能の無いエアコンでも消費電力が計測できるよう、分電盤に2Fエアコン用コンセントの消費電流測定用HEMSアダプタを付けてあるのですが、エアコン本体にHEMS接続のための無線LANがあれば、消費電力以外の連携もいろいろ可能になります。2FはF式エアコン冷房での運用を想定しており、24時間連続稼働のため小まめに設定を変えることは考えていないのですが、運用の再検討が発生する可能性もありますので、遠隔制御できるのは助かります。

この機能があるのであれば、多少高くても良いかなと思う位なのですが、やはり発売月の今は20万越えで手が出ません。過去の価格推移を見てみると、現行JXV2222が10万円を切るのは6月6日でした。4月~5月は12万円台をキープしています。夏用とはいえ梅雨の除湿に使いたいので、6月まで待つのは微妙です。遅くとも5月までに買うことを考えると、白くま君が最有力か。

こうして、またエアコンに悩む日々が続くのでした。

 

家を建ててみるシリーズ㉔へ続く

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家を建ててみるブログのシリーズ初回。

注文住宅㉒インターネット回線の再考

今回は注文住宅 - ローコストハウスメーカーで冬暖かく夏涼しい家を建ててみるシリーズです。

家の工事は着々と進み、引き渡しまで1.5ヶ月になりましたので、そろそろ本気(?)を出さないといけません。ということで積み残していたインターネット回線の最終確定をしました。また、前回記載したTEPCOのおひさまエコキュートに新展開がありましたので、そのことも。

─ 目次 ─

NURO光がNG!?

我が家は今の賃貸でNURO光のG2Vプランに入っています。これは戸建て向け2Gbps光回線で、以前は他業者の最大1Gbpsに先んじて2Gbpsプランを展開し、それでいて月額5,217円と他社同程度のコスパ良い回線でした。加入時のキャッシュバックも凄かったです。

このNURO光は昨年末にトラフィック問題など世間を賑わしましたが、我が家はテレワークを含めてネットワーク遅延なく順調に使えています。引っ越し先でも実績のあるNURO光で良いなと思っていました。

もちろん、引っ越し先の東京都X市がNURO光の対象地区であることも確認済です。当然使えるだろうと安心しきっていましたが、実際に回線引っ越し手続きを開始すると、なんと引っ越し先の町内はNURO光の対象外とのこと。マジか・・・。

購入した土地は新規分譲地で電柱も立ったばかりという状況ですので、もしかしたらある程度の人数が見込めないとサービス開始してくれないのかもしれません。分譲地から複数のリクエストが出てしばらく待てば対象地区になるかもですが、引っ越し直後に使うことを考えると今からではとても無理です。ということで、インターネット環境をどうするか、再考が必要になってしまいました。

高気密高断熱住宅向けの回線は?

インターネット回線を考えるにあたり、大きくは無線と有線に分かれます。無線は大手携帯4社の5GルータやWiMAXなど選択肢が広いです。5Gはスマホで使っていますし、WiMAXは2-3年ごとにキャンペーンを渡り歩いて使っていた時期もありますので、ある程度使い勝手は分かっています。いっぽう有線ですと、いまどきダイアルアップ、ISDNADSLは選択肢にすら入らず、光かCATVの2択だと思います。

まず月額として考えると、一般論として無線の方が安価です。工事費用や引っ越し時のタイミング調整も不要ですので、無線が使えれば一番楽ですね。しかし、今までの実績を考えると無線はちょっと難しいかなという状況です。というのも、テレワークでビデオ会議をしていると、在宅から無線環境で入られる方は音声にノイズが入ったり、画面が止まったりとネットワークトラブルが結構あるのです。もちろん、そのお宅の環境が問題なのであって無線がダメということではないのですが、明らかに有線よりリスクは高い印象です。

加えて、高気密高断熱の家ではもう1つ厄介なことがあります。高高住宅限定というよりは、ガルバリウム鋼板を使ったり付加断熱にキューワンボードのようなアルミ箔面材を使ったり太陽光を載せた場合という方が正確ですが、今までの低気密低断熱住宅と比べてどうしても電磁波が遮断されやすくなります。つまり無線は今どきの高高住宅では電波が弱く不安定/低速になりやすい。我が家も、どの程度の電波状況になるか見学時にスマホのアンテナチェックとかしていますが、足場を外した完成時にどうなるかは未知数です

さらに無線ですと、安価なプランは帯域制限も心配になる。帯域制限は条件などが明記されていないことも多く、仕事で使うとなると、しっかり情報を集めないと厳しいです。将来的に5Gや6Gと進化して無線大容量通信が当たり前/安定という時代になるかもしれませんが、今の私の使い方を考えるともうちょっと先かなと。

もう1つの有線LANは光とCATVがありますが、テレビを見ない場合はCATVの方が割高傾向でメリットが少ないため、今回は光回線から選択することにしました。

なお光回線の契約をすると、工事日までは繋ぎでWiMAXや5Gルータを無償提供してくれるプロバイダが多く、その期間は無線を使います。ここで無線が問題なさそうなら、次回の契約更新時に無線をトライしてみるのも良いかもしれません。

光回線の費用比較

まずは光回線に絞りましたが、今の時期は毎年各社キャンペーン合戦で、工事費無料、契約手数料引き、初月割り、キャッシュバック、ルータ一無料など各社特有の技が繰り出されていて、単純な比較が難しいです。ということで、結局支払額はどうなるのか、年ごとの累積費用を算出して比較することにしました。情報は2/12時点のkakaku.comから。

とりあえず、10年累計まで書いています。短くキャンペーンを乗り継いだ方がトータルコストは安くなるのですが、先のことは分からないので現時点の契約を延長した場合でまとめています。
黄色マーカはその年の時点で一番安い業者を表しています。こうしてみると3年契約ということもあってか前半はauひかりが安いですね。それでいて5Gbps回線が使えてコスパも高いです。なお回線速度は少し注意点があり、初契約の3年間は5Gbpsと1Gbpsが同一料金のため5Gbpsを選んでいますが、4年目以降は1Gbpsで試算しています。auひかりはキャンペーン金額がダントツで、なんとkakaku.comからの申し込みでキャッシュバック12.3万円。他社からの乗り換えの場合は、これに最大3万円の違約金還元がプラスで付きます。これがauひかりのスタートダッシュの原動力になっています。

長く使えば月額費用の安い「おてがる光」が9年目でトップ交代です。minicoの方が月額が安く長期的には有利なはずですが、工事費割りキャンペーン等の初期費用の差が大きく、10年程度ではminico有利になりませんでした。

こうしてみると、6年前に唯一1Gbpsを超えて2Gbpsでコスパ最高であったNUROが、今ではそれほどでもないような気がしてきました。NUROの対象地区外でネット回線を再考できる機会ができてむしろ良かったのかもしれません。ちなみに我が家のNURO光は2023年1月~3月が契約更新期間にあたるため、3月の切り替えは違約金が発生しません。ギリギリ引っ越しが間に合ってよかった。

光回線の決定 - auひかり

今までのネットワークの進歩を改めて考えると、新しい技術がどんどん出てきますので、同じサービスは使い続けても10年、早ければ5年程度で切り替えています。そう考えるとスタートダッシュのコスト安のauひかりが良いです。ということで、さっそくauひかりに電話してみると、新規分譲地の我が家でも問題なくサービス提供できるとのこと。工事日の調整は早めに申し込んだ方が融通が利きそうですので、そのままauひかりで決定にしました。工事が間に合わない場合はWiMAXの無料レンタルもあり、新築で無線がまともに使えるかレンタル中に無線運用のテストもしてみたいと思います。

屋内ネットワーク

外からの引込みはauひかりで決定。光回線を家に引込んだ先は、1F間取りのほぼ中央、リモコンニッチ上に作ったルータ/WLAN用ニッチに通します。下写真はまだ工事中ですが、このニッチの横側面にコンセントと光回線/LAN用のコンセントボックスを取り付け予定です。ニッチは奥行100mmと薄いですが、今どきのONUWiFiルータなら十分に納まり、普段はニッチに目隠しをかけて使う予定です。

家の中心かつ1Fの高い場所ですので、ここに置いたWiFiルータから全部屋でネットが快適に使えることを期待しているのですが、恐らく難しいはず。いざというとき安定性では有線LANが有利ですので、写真上部のように有線LANケーブル用のオレンジ色の空配管を数本付けてもらいました。恐らく、大容量データを使うリビングPCと2F仕事用DENは有線LANを通すと思います。2F仕事用DENの有線LANには2FのWiFi環境の状況に応じて、無線基地局をもう1台取り付ける予定です。

WiFiルータの検討

WiFiをニッチ内とDENに2台置くとしたら、Wi-Fi6で標準となったEasyMeshが使えるルータが良さそうかなと思っています。今までもメッシュネットワークはありましたが、ベンダ独自仕様で各社バラバラでした。これがWi-Fi 6のEasyMeshなら各社共通の標準仕様になります。EasyMeshを使えば設定変更時に複数のAPをいじらずに済みますし、部屋移動のローミングもスムーズになります。

WiFiルータ選定時の考慮として、速度も速い方が良いですが、本当に高速通信が必要な場合は有線LANを使うと思いますので、無線LANとしては802.11axで理論値1Gbpsを越えていれば良いかなという思いです。そうすると、比較的安価なWSR-1500AX2Sが見つかりました。

4,986円-450pt = 4,536円、Easy Mesh対応、802.11ax 1,201 Mbps + 300 Mbps、奥行55mm (壁ニッチ内への設置可)です。

 

auひかりの5Gbpsを無線のみで有効活用するなら802.11ax 4.8Gbps対応の以下PA-WX5400HPも候補ですが、有線LANとの併用ですと過剰かな。

¥16,799円、Easy Mesh対応、802.11ax 4,804 Mbps、奥行46mm (壁ニッチ内への設置可)

 

Wi-Fi 5の機種であれば3,000円程度で買えてコスト的には有利ですが、Wi-Fi 6機種が+1,500円で買えるなら、W-Fi 6で良いでしょう。恐らくバッファローのWSR-1500AX2Sを買うことになりそうです。

有線LANの配線

有線LANのための空配管にLANケーブルを通す方法ですが、通常は通線スチールを使ってケーブルを引き込みます。ですが、この通線スチールが結構高い。(なんならLANケーブル本体より高い)

ということで、別の方法は無いか調べたところ、お手軽な方法が紹介されていました。

要約すると、荷造り用ポリひもを通して反対側から掃除機で吸い込む、以上。

なんともお手軽です。

掃除機を当ててフルパワーで吸うとあっという間に紐がCD管内を通って掃除機に吸い込まれるとのこと。凄いな。ということで、通線スチールの購入は保留して、LANケーブルのみ購入することにしました。必要なLANケーブルの長さが分からなかったため、現場監督さんに空配管それぞれの実寸の確認をお願いしました。回答が貰えたらケーブル購入しておこう。

おまけ - おひさまエコキュートの件

前回㉑の記事で、今回導入するコロナ社製プレミアムエコキュートCHP-HXE37AY5が「おひさまエコキュート」に該当するか確認中と記載しました。

こちらについても回答がきまして、CHP-HXE37AY5は「おひさまエコキュート」の指定外とのこと。TEPCOの「おひさまエコキュート キャンペーン特典」の2万円ギフトがもらえず残念。将来的に「くらし上手」プランが欲しくなる可能性も踏まえて、今後も登録されるか緩くウォッチしようかなと思います。

 

家を建ててみるシリーズ㉓へ続く

ひとつ前の家を建ててみるシリーズ㉑の記事はこちら。

家を建ててみるブログのシリーズ初回。

注文住宅㉑おひさまエコキュート・電気プラン

今回は注文住宅 - ローコストハウスメーカーで冬暖かく夏涼しい家を建ててみるシリーズです。

家の工事が進み、現時点では着工時の計画通り3月内覧&引き渡しで進行しています。引き渡しに向けて、太陽光の売電手続きなど電気関係の確認をしていたところ、TEPCOのおひさまエコキュートに新展開がありましたので、今回は電気のことを。

─ 目次 ─

おひさまエコキュートとは

おひさまエコキュートとは、太陽光発電で昼(発電中)にお湯を沸かす機能を持つエコキュートで、かつTEPCOがそれを認めた機種を指します。このおひさまエコキュート(と太陽光発電)がある家は、昨年から始まった「くらし上手」という昼夜同一料金の電力プランが選べます。

このおひさまエコキュートは、本ブログの注文住宅シリーズ初回「設計打ち合わせ - 残課題あり」で『エコキュートについて - TEPCO「くらし上手」プラン』にも記載しましたが、当初はダイキンパナソニックの計4機種しか認定されていませんでした。念のため当時TEPCOにも質問し、現時点で他機種は未定との回答でしたが、今年1月に対象機種が追加されていました。2/2現在で以下の計8機種です。

メーカー名 システム型式
ダイキン EQ46WFPV
ダイキン EQ37WFPV
パナソニック HE-Y46KQV
パナソニック HE-Y37KQV
コロナ CHP-37AY5V
コロナ CHP-46AY5V
三菱電機 SRT-B376U-PV
三菱電機 SRT-B466U-PV

ハウスメーカさん標準のエコキュートはリストにあるコロナ製CHP-37AY5で、バッチリ対象機種に入っています。ところが我が家は、東京ゼロエミ住宅レベル3取得のため「注文住宅⑩ 東京ゼロエミが危うい!?」で記載しました通り、オプションで年間給湯保温効率4.0の上位機種CHP-HXE37AY5に変更しています。エコキュートの初期費用(オプション+20万)と運用コスト差で計算するとリターンはマイナスになるのですが、東京ゼロエミの210万円の補助金でプラスになるためオプション選択したものです。

CHP-HXE37AY5はプレミアエコキュートと呼ばれ、CHP-37AY5と同等以上の機能を持っています。もちろん太陽光発電で昼にお湯を沸かす機能も入っています。しかし、CHP-HXE37AY5はTEPCOのおひさまエコキュートのリストに入っていないのです・・・。

念のため、以前問い合わせしたTEPCOのご担当者に、CHP-HXE37AY5が「おひさまエコキュート」に該当するのかを改めて問い合わせ中ですので、そのあたりの情報が来ましたらブログ更新してみます。(2023/2/2現在で回答なし)

おひさまエコキュートのメリット

おひさまエコキュートのメリットはいろいろありますが、大きく以下3点あると思います。

  1. 太陽光発電の自家消費率の向上
  2. TEPCOの「くらし上手」プランの選択肢が得られる
  3. おひさまエコキュート キャンペーン特典

それぞれ確認してみましょう。

1. 太陽光発電の自家消費率の向上

太陽光発電は、固定価格買取制度(FIT)で売電単価が決まりますが、年ごとに単価が下がってきたため、今は発電した電気は売るよりできるだけ自家消費にあてた方がプラスになります。我が家は2023年3月引き渡し予定ですので、ぎりぎり2022年度単価に間に合いましたが、それでも17円/kWh。買電単価は平均35円を越えていますので、自家消費した方が2倍以上オトクということですね。

ちなみに2023年度の売電単価は16円/kWh。3kWの太陽光を載せると東京で年間2,990kWh程度の発電見込みですので、自家消費率30%ですと2,093kWhの売電になります。2022年から2023年に設置がずれ込むと、FIT制度の10年で2万円のマイナスになりますので、引き渡しがぎりぎり3月に間に合って良かったです。

さて、この自家消費率を向上させるためには暮らし方が大事なのですが、設備による改善として、蓄電池、エコキュートの昼炊き、日中のエアコン過剰稼働による蓄熱があります。蓄電池は言わずもがな、電気を売らずに自家消費するために溜めておく設備で自家消費率を大きく向上させます。十分な太陽光と蓄電池があればオフグリッド化も狙えますので、そもそも買電が不要にもなりえます。我が家も(新築時より割りの良い)既存住宅向け蓄電池補助金で、今後6kWh程度は付けたいなとか妄想しています。(EV or PEHVとV2Hにしてしまうかもしれませんが。)

2番目のエコキュートも、昼に太陽光発電でお湯を沸かして貯めておくことで、蓄電池ではないですが蓄エネルギーができます。こちらも自家消費率を大きく向上できます。蓄電池と併用する場合も、エコキュート分を鑑みて必要な蓄電池容量を削減(=コストカット)できますので、使わない手はないです。

昔ながらのエコキュートも、時計設定をいじることで昼の決まった時間にお湯を沸かすことはできます。これがおひさまエコキュートですと、天気予報や各家庭の電気使用時間帯をモニタして何時にお湯を沸かすのが最適かを自動で判断・設定してくれますので、より効率よくお湯を沸かせるメリットがあります。設定をいじったりしなくて良いお手軽さも良いですね。

最後の日中のエアコン過剰稼働による蓄熱(蓄冷)は、家がどの程度の蓄熱容量を持つのかと、エアコン稼働せず売電した場合の差分もあり、場合によってはマイナスにもなりますので諸刃の剣。引き渡し後でも床下に災害用を兼ねてペットボトルを大量に置いておくなど蓄熱の工夫はできると思いますが、定量的な改善効果を狙うには、しっかり設計しないと難しいです。

ということで、我が家では現時点ですぐ適用できるおひさまエコキュートが自家消費率向上の最有力アイテムになります。

2. TEPCOの「くらし上手」プランの選択肢が得られる

おひさまエコキュートですと「くらし上手」プランが選べます。このプランは基本料金+120kWhまでの電気代が固定料金としてかかるため、電気を多めに使う家庭でメリットがある契約です。下に試算結果を記載していますが、月に280kWh以上使う場合は、スタンダードSより安価になります。このプランがオトクかどうかは各家庭で変わってきますが、選択肢に入るのはメリットになります。

3. おひさまエコキュート キャンペーン特典

こちらは先月に始まったものですが、おひさまエコキュート限定の以下の20,000円分ギフト券のプレゼントキャンペーンがあります。

まぁ、これはオマケみたいなものですね。キャンペーンの期間は短く、2/28までにエコキュートを設置、3/10までに応募という条件です。恐らく我が家も設置日は間に合うと思いますが、どうなるか。間に合えばラッキー位に考えています。

いずれにしても、上位機種CHP-HXE37AYがTEPCOにおひさまエコキュート認定されなければ門前払いでしょうから、TEPCOご担当者さんの回答を待ってみたいと思います。

電気プランの比較検討

引っ越し後の電気プランについても、少し整理しました。1月23日に東電EPが経済産業大臣へ値上げ申請を行っており、恐らくこれはほぼその金額で通るのかなと想像しています。規制料金が今より30%アップですので、かなりのインパクトですね。

TEPCO - 電気料金単価表-2023年6月以降(申請値) 

現時点では上限規制のある「電灯B」の電気プランが安価で、今の賃貸戸建てはこのプランにしています。引っ越しして値上がりする6月までは「電灯B」一択かなと思います。

では6月以降はどうするか。新電力も統廃合などあり悩ましいのですが、いったんはTEPCOで現在入れるプランで考えてみます。「電灯B」は「スタンダードS」と同じ単価になりますので、これは省いて表にまとめてみました。

夜トクやスマートライフプランは夜にどの程度使うかにより金額が変わりますが、おひさまエコキュートであれば、夜の割合はだいぶ減るのかなと思います。とりあえず時間等分で割合を入れましたが、実際はこれより低くなるかもしれません。

また燃料調整費はTEPCOの見込み値(1.13円)を、2023年度の再エネ発電賦課金は3月に発表されますが、いったんは2021年度→2022年度の9銭UPと同程度UP(3.54円)を設定しています。

とりあえず、この単価を用いて50kWh間隔で計算すると以下の金額になります。プランごとの電気代と、比較用に電灯B(スタンダードS)との比較としてプラン差分の±金額を出してみました。

数値だけだと、分かりにくいですね。グラフにすると以下になります。横軸に使用電力量[kWh]、縦軸に月額[円]をいれて、各電気プランを折れ線グラフで表してみました。

金額のレンジが広くて、プランの比較がしにくいので、スタンダードS(電灯B)との差額をグラフにしてみました。横軸は同様に使用電力量[kWh]、縦軸は各プランの月額[円]とスタンダードSプランの月額[円]と差分を±何円になるかを表しています。

280kWh/月を超える場合は、くらし上手Sプランが良さそうです。おひさまエコキュート認定されなかった場合は、320kWh/月以上でスマートライフSプランになります。それ以下ならスタンダードS(今の電灯B同等)のプラン継続が安価になりそうです。
今の平屋2LDK賃貸はガスコンロとガス給湯で春秋は150kWh、夏冬に350kWh程の使用量です。これが二階建て3LDKでIHとエコキュート給湯になった時にどうなるか。当然IHと給湯分は増加しますが、断熱気密性能と太陽光発電の相殺で平均280kWh/月 程度に収まると良いのですが、このあたりは不確定要素が多いですね。4月に引っ越ししてから値上がりする6月まで、どれくらいを電気を使っているのかモニタリングして電力プランを最終決定しようと思います。

 

家を建ててみるシリーズ㉒へ続く

 

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家を建ててみるブログのシリーズ初回。

注文住宅⑳カーテン再考

今回は注文住宅 - ローコストハウスメーカーで冬暖かく夏涼しい家を建ててみるシリーズです。

前回の気密測定後も年末年始など隔週で建築中の家を訪問し、家が徐々に仕上がっていくことに嬉々としているのですが、年を越して気づいたらあと2か月で引き渡し(予定)です。積み残したカーテン決定も引っ越しまでに済ませておきたいので、あまり悠長にしていられません。ということで、今回はそのカーテンの検討のことを。

─ 目次 ─

カーテンの調達

カーテンはハウスメーカさん紹介のジアスさんを昨年に訪問し、見積もりもしたのですが相場よりやや高め、というか割引(ポイント等)が全く無かったです。カーテンは東京ゼロエミ等の補助金の事前設置条件ではありませんので、引き渡し後に自分で取付もOK。ということで、自前で安価に調達してDIYで取付することにしました。

カーテンの場所と種類

家の窓は、隣家がある箇所は板ガラスにしてありカーテン不要な窓も多いため、検討しているのは以下7ヵ所。そして薄字の3ヵ所は住んでから調整のため、すぐに取り付けるのは4ヵ所だけになります。

No 場所 種類 取付・丈幅 機能要件 備考
1 1F LDK掃き出し窓
(外窓)
レース
(2分割)
壁付け
H235W250
UVカット
左右に溜り
電動シャッターあり
レースのみで良い
2 1F LDK/畳スペース
(仕切り)
ロール or
プリーツ
天井付け
H245W237
両面デザイン 天井に10cm凹み下地
2つに分けられると良い
3 1F 洗面/脱衣
(仕切り)
ロール 天井付け
H200W100
水に強いもの 天井下地ありだが、
必要になってから取付
4 1F 畳スペース
(外窓 Fix)
障子 はめ込み 透過 DIYで取付
5 2F 2nd-L引き違い
(外窓)
レース
シェード
枠上付け
H110W256
UVカット 電動シャッターあり
レースのみで良い
6 2F 2nd-L/吹抜け
(腰壁 仕切り)
シェード or
プリーツ
天井付け
H130W330
遮光 天井に下地
来客寝室の目隠し
7 2F 吹き抜け窓
(外窓 Fix2枚)
ハニカム
シェード
枠上付け
H220W74 x2
サイドレール 住んでみてから

今回外窓に付けるのはNo.1, 5の2ヵ所ですが、いずれも電動シャッター付き窓ですので夜間に視線を完全カットするための遮光カーテンは必要ありません。このため、いずれもレースカーテンのみ設置の予定です。ダブルLow-Eトリプル窓ですと日中の外からの光は反射して室内が見えにくくなりますので、UVカットは欲しいですがレースの遮光性は低くても大丈夫です。どちらかというと、夜間にシャッターを閉めた時にシャッター裏面が直見えにならないお洒落レースが良いかなと考えています。

一方、仕切りとして使うNo,2, 6は目隠しが目的になりますので、ある程度の遮光性も持たせた生地が必要です。加えてデザイン性を重視したカーテンにしたいと考えています。

リーズナブルなカーテンを求めて

最近はカーテンもネットがお安いですが、やはり生地感は実物で見たいです。ネットでもサンプルを送付してもらえるところがありますが、小さなサンプルですとどうしてもイメージがつきにくい。ということで、いくつかお店を周ってみることにしました。

既にジアスさんと地元静岡のオーダカーテンのお店は昨年行きましたが、今回は追加で以下3社にリーズナブルなカーテンを求めて訪問してみました。

・びっくりカーテン

・カーテン・じゅうたん王国

ニトリ

びっくりカーテンはネット販売のお店ですが、吉祥寺にリアル店舗があり、現物を見ることができます。店舗で購入する場合も、タブレットでネット手続きする変わった(今どきの?)お店です。

お伺いしてみると、入口でスリッパに履き替えたあとは、所狭しと並べられたカーテンを自由に見ることができるスタイルでした。店員さんも多くて聞きたいことがあれば直ぐに尋ねられるものの、話しかけるまではフリーというのが気兼ねなくて良いです。なお、お店の中にはいろんなタイプの窓が用意されており、そのレールに気になったカーテンをかけて光の当たり具合を見たり裏からチェックができます。このあたりは実店舗ならでは。来てよかったです。

 

次はカーテン・じゅうたん王国、これは全国チェーンですので、簡単に。

こちらも自由にカーテンを見られます。窓にかけたりとかはできませんが、大きな実物のカーテンを見られるのが良いですね。メーカ品のロールスクリーンやプリーツスクリーンの50%オフを実施していました。ハウスメーカさん指定のジアスさんよりもお得です。

 

最後はニトリ。改めて説明するまでもない有名店ですね。カーテンも充実しています。

安価な既製品は今までで一番安いですが、メーカ品ですと値引きはそれほどでもない状況でした。既製品で合うものがある場合は安価でコスパ良いです。

気になったカーテンは

■No.1 掃出し窓レース

この窓にはシャッターがありますので、夜間を想定した完全な遮光は不要です。そこで遮光性はあまり気にせず、機能性よりもお洒落さ優先で検討です。カーテン王国さんでレースカーテンを見回って一番気に入ったのがオーナメント柄のレースカーテン。

カーテン下もデザインカットされていて、なかなかお洒落です。ただ、サイズが大きい場所のためお値段も高めで2枚で約5万円。想定より高いですが・・・カッコイイんだよな~。

 

■No.2 LDK/畳スペース仕切り ロールカーテン

この場所はLDKからと畳スペースからの両方からカーテンを見ることになりますので、両面がデザインされたロールカーテンが良いかなと思います。びっくりカーテンさんで「ハギノユラギ」というピッタリなロールカーテンを見つけました。

こちらなら和の畳スペースにも合いますし、模様も強すぎずなかなか良いです。畳スペースを来客時に仕切るためのものですが、2.75P巾の全体を1枚のスクリーンで上げ下げすると、ちょっとした通り抜けが難しいため、2つに分けて設置しようと考えています。お見積りは2.7万+3.9万で計6.6万円。2つに分けると合間に隙間ができてしまうので、そこがちょっと気がかり。

 

もう1つ、これは両面デザインにはならないのですが、「レインフォレスト」というインパクトのあるカーテンも面白そう。白色の箇所も艶があってとても良いのです。

畳スペースですとシェードになりますが、緑の雰囲気が畳とも調和しそうで、インパクトも凄い。ちょっと絵が強すぎるかもですが、たまに使うところですし冒険しても良いかなと考えています。こちらにするなら使い勝手は落ちますが、分割せずに1枚の絵として見えるようにしたいところ。シェードのお見積りは3.1万円。もしかしたら、後のNo.6の位置につけてみるのも良いかもしれません。

 

■No.5 2nd-L引き違い レースカーテン

こちらは2Fで視線がほぼ気にならない場所のため、レースのみの設置を予定しています。次の腰壁とセットでボタニカルなもので検討していて、下の「カスミソウレース」が良さそう。

この掃き出し窓は約1P(91cm)が吹き抜けにかかっていますので、左右の開きは片側が操作しにくく、全体を上げ下げできるシェードレースにする予定です。シェードのお見積り2.7万円。

 

■No.6 2nd-L/吹き抜け仕切り シェード

こちらは、吹き抜けの腰壁の上の開口部を閉めて目隠しするためのもので、1F畳スペース同様に来客時の使用を想定しています。3mを越える幅広の腰壁になりますので、閉じたときに綺麗な柄が出るものが良いかなと考えていて、下のアイビーグレースが気に入りました。

天井からアイビーが垂れ下がっている見え方になり、ちょうど腰壁の高さに絵が収まるフィット感が良いです。写真だと分かりにくいのですが、白色の生地部分に僅かな光沢があり質感がとても良いです。お見積り3.1万円。シェードにすると絵がしっかり出ますし、来客時だけ使うのはもったいないかな。

 

カバーセパレートタイプ

家に帰り再整理していると、面白い商品がありました。それが「カバーセパレートタイプ」のロールカーテン。

来客時に畳スペースを仕切るロールカーテンは、人が通る場所だけ分けられると良いなと考えています。そこで今まではロールカーテンを2つ並べて取り付けることを考えていましたが、上の商品は1つのロールカーテンを分割でき、間の隙間部分が小さくなっています。これなら通る所だけ上げておくような使い方もできる上に、お値段は2本分より価格を抑えめにできます。こちらも実物を見に行ってみたいです。

ただ、そんなことをしているとあっという間に引っ越しです。もう少し検討が続きそうですが、そろそろ決めにいかないと。

 

家を建ててみるシリーズ㉑へ続く

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