10月28日に今シーズン2回目の紅葉登山に行きました。シーズン初は10月初旬の東北 奥州市の焼石連峰で、この時は関東甲信越の紅葉はまだまだの状況でしたが、それから3週間が経ち八ヶ岳の紅葉が見所になってきましたので、今回はその記録を。
─ 目次 ─
ロケーション
西岳と編笠山は長野県諏訪郡富士見町にある山で、標高はそれぞれ2,398mと2,524m。なお編笠山は南八ヶ岳の最南端の山です。今回の登山口は富士見高原リゾートからにしたのですが、八ヶ岳最南端かつ中央道のICからわずか10分の登り口という立地でして、東京からとても訪れやすい山です。
この西岳と編笠山をループコースで歩いてみました。
登山口~西岳
登山口は富士見高原リゾートのゴルフコース前で、登山客専用の駐車場が整備されているのがありがたいですね。そして駐車場が標高1,300mと高いため、スタート時点から紅葉が見られました。
駐車場から登山口までは歩いて10分ほど。しばらくは林道を何回も横切りながら西岳へ直登するルートを歩いていきます。
もちろん八ヶ岳ですので、苔は裏切りません。どちらかというと編笠山からの下山ルートの方が苔が豊富でしたが、西岳ルートもあちこち苔を楽しめました。流石にキノコは少な目です。
地面のコケと対照的に目線より上は紅葉が楽しめます。紅葉は始まったばかりで全体的に黄色い系が多いのですが、その分、点在する赤いモミジが映えていました。
さて、西岳まではアップダウンが無く登山口から1,000mを登り続けます。距離はありますが、急登は無くて歩きやすいです。そして西岳の山頂に着くと、今まで隠れていた権現岳が望めます。権現岳は8年前に歩いているのですが、西岳から見る権現岳も尖がっていてカッコイイ!
西岳~編笠山
西岳から編笠山へ向かう途中に青年小屋があります。「遠い飲み屋」という呼び方の方が有名かもしれません。ここでトイレ休憩にしました。小屋があるのは助かりますね。
青年小屋から編笠山は岩場コースを歩きます。大きな岩で動くことはないため、安心感があります。所々に元気なセダムがありました。
岩を登り、低木ゾーンを抜けると編笠山に到着! 山頂は360°の眺望があります。
八ヶ岳の最南端にある編笠山から、一番北にある蓼科山も(うっすら)望めます。八ヶ岳最高峰の赤岳がクッキリ。眺望の良い山です。
昼になると雲が増えてきて少し肌寒いくらいでした。温かいラーメンが美味しい。
山頂は風が抜けやすいですが、適度にハイマツがあり、風を遮ってくれるのがよいですね。
編笠山~登山口
編笠山からの下山は西岳を通らず真っすぐ登山口に下りるルートにしてみました。これでピストンではなく、ほぼループコースで歩くことができます。
下り初めは青年小屋からの登りと同様に岩だらけですが、やはり下りの方が気を使いました。コースには誘導の矢印が描かれているので迷うことはありません。
岩場ゾーンは見通しが良く、麓まで見渡せます。山頂の下のハイマツゾーンは紅葉がなく緑色で、その下の中腹エリアが紅葉していることが良く分かります。
岩場とハイマツゾーンを抜け中腹に差し掛かると、想像通りに紅葉の山道が始まります。黄色から赤色のグラデーションが綺麗! あちこち写真撮影で止まるため、のんびり下山になりました。
紅葉は、下りルートの「盃流し」あたりが一番色づきがよかったと思います。その盃流しの先で登りルートと同じ道に出ます。
翌日はパラグライダーの予定だったので、そのまま下山のお手軽な日帰り登山でした。
次の紅葉狩りはどこにしようかな~。
今回の縦走の詳細記録はこちら。