空と山と暮らし

パラグライダーと山歩きの記録、ときどき家と暮らし。

加湿器はいらない…?

先週の記事の最後に加湿器の事を書きました。

その時は、湿度が40%を切り始めたため加湿器を購入する見込みと書いたのですが、

本格的に暖房を使う冬になったら、相対湿度が40%を下回ることは必至という気がしますので、加湿器は避けられないのかな。その場合は無理せず加湿器を買おうと思います。

これが少し様子見になりましたので、今回はそのことを記事にしてみます。

─ 目次 ─

エコキュートのメンテ

加湿器ではなくエコキュートの話から始めることに疑問を持たれる方がいると思いますが、実は深い関係があるのです。ということで、少し遠回りになりますが、まずエコキュートのメンテのことから。

我が家は、オール電化エコキュートを採用しています。ハウスメーカ(ヤマト住建)標準のエコキュートではなく、東京ゼロエミ水準3獲得のためAPF4.0のプレミアタイプをオプション採用したことは、昨年9月の記事「注文住宅⑩ 東京ゼロエミが危うい!?」の通りで、機種はCORONA製CHP-HXE37AX5を採用しています。以下は、このエコキュートの取説。

CORONA エコキュート 取扱説明書【仕様編】 1缶式 フルオートタイプ

タンクにお湯を貯める機械の宿命で、エコキュートは4ヶ月~半年に一回のタンク清掃が必要です。(ここはガス給湯器 VS エコキュートの比較であまり表に出てこないエコキュートのデメリットだったりします)

さて、真冬にタンクの水抜き作業をするのは避けたいので、12月中にやろうと取説を引っ張り出して上記の手順を確認していたのですが、その前のページに「冬期の凍結防止について」という記載があることに気づきました。

エコキュートの冬季の凍結防止

こちらもエコキュートの取説の引用です。

 

我が家は3月に新居へ引っ越しましたので、まだ冬を経験していません。そもそも凍結防止の操作が必要という事を忘却しかけていたのですが、取説を見直して思い出しました。

取説には以下3点の凍結予防措置が記載されています。

  1. 電源を入れたままにしておく ⇒ 基本的にオフにしないので大丈夫。
  2. 凍結防止ヒータを使う ⇒ これは寒冷地タイプでないので対象外。
  3. 入浴後、おふろのお湯を排水せず残しておく ⇒ !?

今までカビ防止を優先して、入浴後は即時お湯を抜いてお風呂の掃除と風呂CF(循環ファン)での換気をしていました・・・。

寒冷地ではないので、そもそも凍結するのか微妙なところではあるのですが、今年は例年にない酷暑が来ましたので冬に逆の酷寒が来てもおかしくない。用心して対応しておくのが吉でしょう。

お湯貯めの副作用

さて、冬季にお風呂のお湯を貯めることを改めて考えてみます。もともと高気密高断熱の住宅は冬でも部屋の温度が上がりやすく、冬は過乾燥になりがちです。このため風呂に水を貯めていても、浴室の空気を乾燥気味の部屋の空気と循環させ、速やかに相対湿度を60%以下にできればカビのリスクを低減できます。冬季ならばお風呂にお湯を貯めてもカビにならない運用が可能性なのです。

むしろお湯を張ることで、乾燥気味の部屋に水蒸気が循環し、室内を加湿する副次効果が期待できます。

ただ、湯気の立つ湯上がりのお風呂ならまだしも、朝になり水になったお風呂でどこまで加湿効果があるのかは疑問でした。

ということで、まだ12月で凍結防止には時期が早いのですが、さっそくお湯貯めで湿度がどうなるか実測してみました。

 

我が家は朝風呂することも多いですが、基本的に夜にお風呂に入ります。最後の人が出るのは、だいたい22時~23時頃。お湯を張ったまま浴槽蓋も外してお風呂を出て着替え、お風呂CF替わりのサーキュライトで浴室の空気を出すと、一気に脱衣所の湿度が上がります。まぁ、40℃近くで湯気が立っているレベルですので、当然ですね。

脱衣所は一瞬相対湿度が60%を超えてしまう事もありますが、室内循環換気で10分以内に湿度が落ちればカビは大丈夫でしょう。

お風呂の蓋を外していますので、朝になるとお湯は水になります。そして日射取得で室温が上がり過乾燥になりやすい昼まで放置します。

すると・・・何という事でしょう! 以下は自動キャプチャしている温湿度データですが、屋外の絶対湿度が5.79g/㎥と低いにもかかわらず、部屋の湿度が50%以上をキープできています!!

先週は日射取得で部屋が暖まる昼には湿度が40%を切りかけていたのに、ここまで効果があるとは。

 

ということで、前回記事で加湿器を買おうと検討し始めていたのですが、少し様子見になりました。冬本番にどうなるかはまだ未知数ですので、加湿器が必要になってしまうかもですが、加湿器無しで過ごせたらいいな。

冬の加湿については、また経過状況を記事にしてみたいと思います。

 

お決まりのハッシュタグを書いて終わります。(ヤマト住建の公式アンバサダーになった経緯はコチラ

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